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しみじみ実感することはたいてい当たり前のことだったりする。

胃腸炎で土日含めて四日間トイレにこもり、久しぶりに出社。
この四日間はトイレの記憶しかない。
おなかは少しはまともになったのだけど、体力低下が著しい。
すぐ疲れるし、何より集中できない。
日常運転に必要な「ストックされた体力」というものがあるのだなあとしみじみ実感。
日常ってすごい。

脱水状態気味ということもあるだろうけど、味噌汁と梅干のありがたさと頼もしさを思い知った。
二日間吐きまくって苦しんでいた中一長男がいつもは食べない梅干を自発的につまんだり、回復期に入った三日目の朝、いつもの味噌汁を飲んで、発見と安心の表情を経て「おいしい~」と嬉しそうに言っていたのが印象深い。

ぼくもそうだったけれど、からだが求めている塩分を摂れているという喜びだけでなく、煮干しと昆布でとった出汁が塩分をやさしくからだに送り込んでくれている感じにしみじみとほっとしたし、美味しかった。

身の回りのいつもの食べ物と、「おいしい」という身体反応は、いつものぼくらを守ってくれているんだなあと実感した次第。
当たり前すぎてばかみたいな感想だけど、しみじみ実感することはたいてい当たり前のことだったりする。

味噌汁と梅干はおいしい。
当たり前だけど。

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