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Web制作/Web活用支援のこと

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Web/Web活用支援について考えたこと、学んだことをストックしていきます。
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#webコンテンツ

営業職や接客業の経験がある人はコンテンツ制作に向いている理由。

Webコンテンツに論理性が必要なのは前提として、その上でWebコンテンツは接客/もてなしの場であると思っています。同僚ライターがロジカルなテキストを書けるようになったので、次は接客性を付与していく段階的。接客のバイト経験ありとのことで伸び代しかないと思っています。これから楽しみです。 テキストを読んで修正したりアドバイスするときは「これは誰に向けて書いたの?それはどんな人?何に困っている人をイメージしたの?」がメインになります。ほとんどの人が「ユーザーファースト/コンテンツ

コンテンツの活用法の知見は事業会社と制作会社でたぶんそのうち逆転する。

2年前にWebサイトを制作した製造業の社長様からこんなご相談をいただきました。 「社員が頑張って記事を書いてくれているのは嬉しいのだけど、やっぱりユーザー目線での記事を書くのはまだ難しそうなんですよね。お客様側の課題とか潜在的なニーズを想像して書くのがWebコンテンツは大切だと思っているのですがどうも上手くできないみたいで。JBNさんがやっていたテーマの見つけ方とかユーザーのニーズを掘り起こし方とかが必要なんだな…と実感しました。ついては社員のコンテンツ制作の支援を改めてし

オンラインとオフラインを絶えずハンドリンクしていく。

Web活用支援を初めて3年目のS社様。3年におよぶ社員様のがんばりでコンテンツがストックされ、集客も倍増し、有益な問い合わせも順調に伸びました。 「最近は役員からWebについて言及されることが増えました。『最近新しいコンテンツがないんじゃない。やらなきゃ』とかw」と苦笑するWeb担当様。 Webサイトをリニューアルした3年前は経営層の中で存在感ゼロだったので「感慨深いですねえ…」と担当様と頷きあう。「営業活動にはコンテンツが重要」と経営陣に理解してもらうのに2年かかった

「営業職の可視化と言語化」が地方中小企業の埋蔵金。

コンテンツなんて書けない…とモジモジしている営業職のおじさん二人 「Web活用がすごく重要だとは分かっているけどコンテンツなんて書いたことないし…」とモジモジしているおじさん二人(BtoBの営業職)にご来社いただき、2時間後には「毎月メール3本、コンテンツを年30本頑張ります!」とその気になってもらうのが地方におけるWeb活用支援の主な仕事です。つかれますが。でも大事。 コンテンツなんて書けない…とモジモジしている営業職のおじさん二人に「これからBtoBのWeb活用の骨格

担当者にその気になってもらうのが地方Web活用支援の大事な仕事

「Web活用がすごく重要だとは分かっているけどコンテンツなんて書いたことないし…」とモジモジしているおじさん二人(BtoBの営業職)にご来社いただき、2時間後には「毎月メール3本、コンテンツを年30本頑張ります!」とその気になってもらうのが地方におけるWeb活用支援の主な仕事です。つかれますが。でも大事。 コンテンツなんて書けない…とモジモジしている営業職のおじさん二人に「これからBtoBのWeb活用の骨格を解説します。基本的にWebから受注なんて妄想です。受注するのは営業

「まずはお客さんの課題解決に貢献しよう」のマインドで動ける企業の方がWeb活用には向いている。

Web活用支援をしている機器メーカーのZ社様。営業推進室のKさんが「今月から月2本のコンテンツを自分のタスクとします!」と宣言して最初の月末。 「7月ギリギリに2つ目のコンテンツを送ります。ご査収ください!」と原稿が届きました。最終営業日の終業時間ギリギリ。こういうお客様、大好きです。笑 コンテンツに効果はあるか「コンテンツを書いたらどんな効果があるかを最初に示してほしい」と言われることが稀にあります。気持ちはわかるし、説明もできます。 でも、「効果の確約があるならコンテン

予測できない文章は読んでもらえない

ブログやWebコンテンツを書くのが得意な企業ばかりではありません。むしろBtoBの地方中小企業は多かったりします。今までその必要がなかったから無理もありません。 でも、時代や社会が大きく変わり、事業にWebを活用するならば「書くスキル」は必要不可欠になってしまいました。 ふだんテキストを書き慣れていない業種の方ほど、「面白い文章」とか「カッコいい文章」をイメージしてしまいがちです。そして、そんなの書けない…と悩んでしまう方が多いようです。 でも、ビジネス文書やWebコンテ

その「評価者」はどこにいる?アウトプットと目的設定。

アウトプットしなきゃとは思うけど中々できない…続かない…と悩んでいる人にお薦めのnoteが、竹村俊助さんの『うまくいく人はアウトプットを「スタート」だと思っている』でした。 このタイトルの通りで、つまり、うまくいかない人はアウトプットを「ゴール」だと思っている。逆なんですよね。 アウトプットの目的設定逆になってしまう理由は「アウトプットの目的設定」だと思います。 目的が「学び」か「賞賛・評価」かで行動は大きく変わる。当然ですよね。 「評価」は承認欲求だけとは限らない

コンテンツは水平展開できる。「コンテンツ納品」は終わりではなく、始まり。

ナノカラーのカワバタさんの『取材ライター募集』ツイートを見て、「おお、これは素晴らしいなあ」と思いました。 ナノカラーさんの資料を引用 本当に素晴らしい取り組みですよね。同じ課題を持つのに実行しない制作会社は多いはず。目的設定と実行力が流石です。 特に2枚目の資料にある「ライターさんに丸投げするのではなく、『記事制作の最初の素材制作をお願いしたい』というのが、今回の募集に至る背景です」という一文が素晴らしいと思います。 これはコンテンツの水平展開の価値を知っている人の視

制作時における制限の有効性。ラベリングの機能性

制限がもつ有効性企業サイトのフロー制作で悩んでいた同僚ディレクターに、「○○ページ以内に収めるのが必須条件です」と言っただけで明確な方針を出してくる。さっきまで悩んでいたのが嘘のように20分で仕上げる同僚。 「制限」というものは、何かを作る際に大切な役割をもっているなあ…と改めて思いました。 ラベリングが持つ機能性これに似ているのがラベリングやネーミング。これらは名称に過ぎないけれど、人の行動をコントロール(制限)する機能を持っている。 部内の朝礼で、当番制のミニ発表会

「MAを導入したけど機能しない」という地方BtoBの共通課題

MAツールを導入したBtoB企業へのWebマーケ支援は顧客に「◯◯をしてください」と宿題を出す側だったりします。でも、その前に宿題をしてもらえるための土壌づくりが必要です。 それについては意外と語られていないので、noteにまとめてみました。地方BtoB企業様のお役に立ったら嬉しいです。 宿題をしてもらえるための土壌づくりHubSpotが提供している調査データで、『購買意思決定における一番大切な要素』という興味深い結果がありました。 購買意思決定における一番大切な要素

当然のことは「つまらなく、批判的に」聞こえる。意識したいWebデザインの進め方。

デザインについての一般感覚は誤謬 ソシアメディア取締役・上野学さんのツイートから。 デザインについてとても参考になる指標でした。 Webサイトをリニューアルする際に顧客からの意見が一番よく出るのがデザインです。たぶん語るべき内容が具体的で、好みや方向性を言いやすいからですね。 A社様とのWebMTGBtoC製品のサイトをリニューアルするA社様と昨日行ったオンラインMTGを思い出しました。 こちらでワイヤーフレーム(デザイン前の情報設計図)を作って、その最初のレビュー。

#お電話相談シリーズ 03 自社にフィットするWeb制作会社を電話で探すためのポイント(飲食店編)

仕事をしていたら「ホームページを作りたいのですが…」と飲食店さんから会社にお電話。 もう少しお聞きすると 具体的になってきました。 商材がなくて、締切と予算もタイト。サイトの経験もない。でも、困ってらっしゃる。 内容的にちょっと自社では受けづらい。でも、困っている方をそのまま放置するはWebに関わる人間としてやりたくない。そこで、ほんの少しだけ提案しました。 飲食店さんとの電話のやりとり ぼく「JBNは『長野市 ホームページ 制作』で検索された感じでしょうか」 お客

「長野県BtoBのWebマーケで活動を活性化させたいなら、キーマンはおじさんだ!」というすごく狭い経験論。

長野県BtoB製造業の数社とWebマーケ支援をご一緒している。支援から1〜2年経つと分かってくるのが、「顧客側で本気になってくれるのはほぼ営業部のおじさん」ということ。だいたい部長クラス。 そもそも長野県製造業でマーケ部なんてほぼないから、経営企画か営業部とご一緒することになるのだけど。 最初はほんのり冷たい態度だった営業部長とかが、3ヶ月、半年と温度が変わり、1年経つとすごく変わっている。フランクになるし、色々質問してくれるし、試行錯誤するし、やっぱり勉強している。 ぼく