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書くこと・コンテンツ

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書くことについてのnoteをまとめています。特に、地方中小企業様で「コンテンツが大切だとは思うけれど書くのが苦手で…」という方に向けて書いています。
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2023年6月の記事一覧

「ブログ記事の文字数はどれくらいが最適でしょうか」というよくあるご相談。

「ブログ記事の文字数はどれくらいが最適でしょうか。目安があったら知りたいです」と顧客企業からご相談いただくことがあります。特に製造系BtoB様から多い印象です。 記事のテーマや目的によってボリュームは変わるので気にしなくてよいのですが、「目安があった方が書きやすい」という気持ちもわかります。日常的に文章を書かない業務であれば尚さらですよね。 ブログ記事を書くための目安がほしい場合、文字数よりも「見出し」で考えた方がいいいと思っています。見出しは構成なので。つまり起承転結で

BtoB中小企業がブログ記事を書けるようになるコツ/社内カルチャーとして定着させるコツ。

Webを活用したいけれど、とにかく書くのが苦手で…という製造系BtoBの中小企業様が多い印象です。これまで手掛けてこなかったので当然ですよね。ポイントは文才やスキルではなく「習慣化を経た社内カルチャーの醸成」です。そのためのコツを簡単にまとめました。お試しください。 書くコツ 製品/技術ページを再確認し、説明不足を見つけたら追加して書く 電話やメールで顧客からきた相談への回答を書き換えて記事にする 社内を取材して書く 顧客を取材して書く 業界ニュースを書く 社内

「初回訪問のWebユーザーはコンテンツを読んでくれない」という仮説。

「初回訪問のWebユーザーはコンテンツを読んでくれない」という仮説を信じています。 ここから逆算するに、Webページでまずやるべきことは論理的な説得じゃないんですよね。今にもページを離脱しようとしているユーザーに「ん?」と思ってもらうことです。特に製造系BtoBのWebでは。 ページの上から下まで数秒で移動するユーザーの目に「これは読んだ方がいいかも」と思ってもらうその一瞬が「ん?」です。ユーザーが近寄ってくれる瞬間。それに寄与するのはロジカルな長文ではありません。その内

Webページの設計は「何を見せたいか」ではなく、「何を見たがっているか」で考える。

人は興味のあるものしか見ない 興味の有無を数秒で判断する だからWebページを設計するときは「何を見せたいか」ではなく、「何を見たがっているか」で考えるべきで。それを見出しに落とし込んでいく。Webディレクターはユーザーの興味にそった文脈を見出しで作れないとダメだと思っています。 それはユーザーの気持ちを推理するのと近くて。ペルソナはそのために作るんですよね。彼らのインサイトにそって推理を働かせ、そのページでの経路とゴールを組み立てていく。サイトを公開したら自分の仮説が

仕事におけるテキストコミュニケーションとその役割。

仕事において、ぼくはけっこうテキストでのコミュニケーションを信じている。必要があれば1000字を超えるメールを平気で書く。先日も「ちょっと困っちゃって…」と社内で相談された案件があったので、現状の整理と課題と解決策をメールで書いて顧客に送ったら1300字になった。 パッと見はけっこうなボリュームだけど、好意的に受け止めていただき建設的なメールが返ってきた。 同じ内容を電話やオンラインMTGでも説明できるけれど内容が複雑なので理解いただくのに労力が必要だし、何より「説得する

中小企業BtoBサイトのトップページで掲げるメッセージは2つだけ。

もしあなたの会社が製造系BtoBの中小企業だとしたら、Webサイトトップページのファーストビュー(最初に目に入るエリア)で掲げるメッセージは2つだけです。 自社は何の専門家であるか 顧客の何を解決するのか ここが曖昧ならまずは固めましょう。デザインやら機能やらはもっと後の話です。 - - - - - Webトップページのファーストビューに「新商品出ました!」の宣伝とか、「未来を創る◯◯」みたいなポエムが掲載されてるなら再考しましょう。中小企業の場合、コンテンツで集

ラストワンマイルはWebサイトでも重要。

物流でよく使われる「ラストワンマイル」はWebサイトでも重要です。 メールやSEO、SNSなどでユーザーに届ける作業もラストワンマイルですが(これはこれで超重要)、情報設計ではマイクロコピーがそれに該当すると思っています。マイクロコピーはセールス的なTipsと思われがちですが違うんですよね。マッチング精度を高めるためのラストワンマイルです。 例えばBtoBコンテンツでよく使われる表現。 会社の強みが「スポット生産」ならそう書くべきです。「試作の迅速対応」ならそちらに。◯