因幡の白兎

文系女子大生です。日々思ったこと、文に残したい思い出などを書きとめます。

因幡の白兎

文系女子大生です。日々思ったこと、文に残したい思い出などを書きとめます。

避妊のために低用量ピルを１年間飲んだ話

　私は避妊のために約１年前からピルを飲みはじめた。きっかけは、彼氏と付き合って初めて温泉旅行に行った際、寝ぼけた彼氏に「セ○○スしたい」と言われたからだ。その時はそういった行為はしなかったが、私自身も先に進んでみたいと思ってはいたので、旅行から帰ってから避妊について調べはじめた。 　大抵の避妊方法はコンドームを使用したもので、男性側がつけることが多い。正しく使用して避妊できる確率は、８６％だと知った。途中でゴムが破れたり使用方法があっていない場合には、１０％以上妊娠する可能

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    • 被災して変わったことと、避難所について思うこと

      　昨年の10月に被災して変わったことがいくつかある。一つ目は、物をあまり買わなくなったこと。二つ目は、衣食住の最低限のものがあれば幸せになったこと。三つ目は、雨が苦手になったことだ。 　物をあまり買わなくなったのは、水害でほとんどの物を失ったからである。高校生の時に少ないお小遣いで買った本や、ＣＤも全てダメになってしまった。アイドルの欅坂４６が好きで、ＣＤもアルバムも写真集も集めていたのに水に沈んだことがショックだった。また同じ目に遭ったらどうしようと考えると新曲も買えなく

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      • 台風１９号で被災した話⑥

        　翌日は父が私の所に様子を見に来てくれる予定だった。被災してから３日経った。この日もなかなか寝付けず、４時間くらいしか眠れなかった。それも寝た気がしない。おそらく非常事態に遭って身体が常に危険回避のために戦闘状態だったのだと思う。 　１０時に浸水したマンションの最寄り駅で父と待ち合わせをした。父は私の上下高校の時のジャージ姿を見て「面白い格好しているな」と笑った。とりあえずまずは部屋にある無事な荷物を運び出すしたあと、罹災証明書を申請するためにどれくらい水で浸かったのか測る

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        • 台風１９号で被災した話⑤

          　一日ぶりに布団で寝ることができたが、それでもあまり眠れなかった。おそらく４時間くらいしか寝ていない。しばらくネットサーフィンをしていると、友達が起きて朝ごはんを用意してくれた。食欲がなくてあまり食べられなかったけどおいしかった。 　友達にお礼を言って渋谷駅で別れると、私はドン・キホーテに向かった。部屋にある無事な荷物をある程度運んでおこうと思い、部屋に入るために長靴を購入しようと思ったのだ。この時の私の格好は高校の時のジャージで、すれ違う人みんなに怪訝そうな顔で見られた。

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        避妊のために低用量ピルを１年間飲んだ話

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          台風１９号で被災した話④

          　そんな私の様子にはじめは慰めたり宥めたりしていた彼氏は、一回本気で私にキレた。「うじうじうじしてさー。このままここに居たいの？嫌でしょ？だったら何かしら行動しな」と突き放された。「○○の行動次第で俺もできることするからさ」と飴もくれたが。 　普段温厚な彼氏が怒るのは相当だし、このまま避難所にいるのも嫌なのは確かなので、今夜泊めてくれる友達を探した。彼氏が居る所から離れ、友達に電話をかけた。友達は二つ返事で「いいよ」と言ってくれ、最寄駅で待ち合わせすることになった。管理会社

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          台風１９号で被災した話④

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          台風１９号で被災した話③

          　一階に降りると、分かりやすい位置にホワイトボードがあった。やはり私が住んでいたマンション周辺だけ被害がひどく、他の地域は被害はなかったらしい。そして停電していることも分かった。罹災証明書の申請の仕方も書いてあったので、写真を撮った。すると市の職員の方が声をかけてくれて、パンとジュースの差し入れがあってどちらかを一人一つ持って行ってと言われた。彼氏が上にいるので両方もらえるのだが、私は食欲がなかったため彼氏の分のパンをもらって戻った。 　 　彼氏は私がパン一つだけをもらっ

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          台風１９号で被災した話③

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          台風１９号で被災した話②

          　眠れない夜を過ごし、翌朝目が覚めると５時だった。２時間くらいしか眠れなかった。彼氏はまだスヤスヤ寝ていたので、そっと腕から抜け出し、彼氏が蹴飛ばしていた毛布を掛け直してiPhoneを充電できる場所を探した。充電しながらふと窓から外を見ると、昨日の雨が嘘だったんじゃないかと思うくらい快晴だった。 　Twitterで検索して地域の被害状況を調べながら、これからについて考えた。昨日の雨の様子からして私の住んでいるマンションは被害は免れないだろう。私はどこに帰ればいいのだろう。住

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          台風１９号で被災した話②

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          台風１９号で被災した話 ①

          　昨年の１０月１２日土曜日、台風１９号で被災した。私の住んでいた地域では川が氾濫し、下水が上手く川に流れず逆流した結果、道路が冠水した。台風はどんどん勢いを増し、当時住んでいたマンションは床上浸水の被害に遭った。といっても、ニュースで近くにある川が氾濫したと知ってから近所の避難所に居たため、マンションが浸水したと分かったのは１０月１３日の日曜日だった。 　台風が上陸する前日は夜までバイトがあった。台風１９号は今までのものと規模の違うと連日報道されていたため、非常食の買い出し

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          台風１９号で被災した話 ①

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