空っぽの洗濯機

曇ってても洗濯物が乾く。夏ってほんまに有能。その点冬は「君の冷えた左手を僕の右ポケットにお招き」させるくらいの性能しかないし、そもそもその「君」とやらが居ないので意味がないではないか。
北風と太陽、なら圧倒的に太陽の勝利。太陽と結婚しよう。「お相手は、太陽のように明るく家庭を照らしてくれる人です」って芸能人が会見しているのを何度か見たが、こっちの相手は太陽そのもの。超明るい。ちょっと熱すぎるけど。
一方の北風さん、および冬さん、本当に苦手である。寒い。耳が痛い。顔が痛い。朝が眠い。冬の方が好きという人が多いように思うんだけれど、その価値観、理解こそすれ同感し得ない。
そんな自分に冬を好きになって欲しいのか知らないが、色んな人が何かとマフラーをプレゼントしてくれる。それはそれで嬉しい。今年はどれを巻こうかなと、冬楽しもうとしてんじゃねえか自分。去年買ったコートもまだ家族に見せていないし、冬には帰らなきゃな。良い買い物をしたとでも言ってくれるだろうか。いくつになっても親に褒められるのは嬉しいよ。だから逆に褒められないような生活をしているとどうも顔を合わせるのが申し訳なくなってくる。不孝だよな。

何の話をしていたっけって感じだけれど、夏、お前にはまだ用がある。冬、お前はまだ来るな。そんなことが言いたかっただけなのにさ。9月になって、急に夏が終わったような雰囲気が世間を漂い、少し寂しい。まだ1ヶ月以上先なのにハロウィングッズとか売り始めちゃってる。せめて今年は秋が長いと良いんだけれど。

中身が消えかけた人間の中身のないお話はこれでおしまい。中身のあるうちに頑張ろうな。

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