自戦記 地区対抗ネット団体戦

こんにちは。
Wataruです。
先日行われた地区対抗ネット団体戦に中部地区選抜として出場したのでそのときの対局を振り返っていこうと思います。
そもそもなんでお前がその実力で中部選抜の14人に選ばれてるのかというツッコミはまさにその通りで、僕が中部選抜の選考やらとりまとめやらをやってたんでエゴ全開で自分をメンバーに入れました。裏事情で3月19日出れる人がいなかったってのもありましたけどまあ将棋指したかったので2局出させてもらいました。
では対局の振り返りに移ります。

3月23日(7日目)vs 北海道選抜副将T屋さん(北翔大学)

本局は相懸かりの出だしとなり、腰掛け銀に持っていこうと思い、△63銀を早めに決めました。意外だったのが早々に▲95歩と端の位を取られた点。▲58玉型でこの端歩を上手く活かす展開が思いつかないだけに予想していない手でした。

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数手進んで下図。中原流って言うんですかね?歩の突き捨てからの▲46銀。この局面で△36歩と歩を伸ばして銀の進行を遅らせようとしたのですがあんまり意味なかったです。▲35銀と出られてもそんなに痛くない。ここはじっと△86歩▲同歩△同飛▲87歩△81飛から角換わりの定番となった29飛48金型に組むのが正しかったようです。

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局面は進んで下図。後手持ちたくないですね。はっきり序盤で損しています。△54銀と出なければ▲75歩を食らわないという話ではありますが、その形だと△33歩と謝っている関係であまりに後手の形が悪いので仕方が無かったのかなと思います。

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△同歩▲74歩△65桂▲66歩(疑問手で△77桂と跳ねられると悪かった)△76角▲48玉△57桂成▲同玉△49角成で下図。

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ここから、▲48金△27馬▲56飛△34歩▲46銀△33銀(33桂も考えていた)の進行を読んでいたのですが本譜は▲25桂で、これが疑問手で急に流れが来ました。
△45銀と出た手の処置に困り互角に戻ったかなと考えていましたが既にかなり後手が良いようです。▲37飛△34歩▲46銀で攻めが繋がらなさそうでしたが、そこで△33桂とぶつける手が好手なようで次の△25桂or△26銀が痛いようです。ただ、本譜は△34歩▲同銀と歩を取ってくれたので△36歩で勝負あり。

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62手目△36歩の局面だけ見れば完勝に見えますが、序盤の細かいポイント稼ぎや最善の対応をされたときの応手が見えていなかったのでそこが課題です。相懸かりに対する無知が露呈したような将棋でした。春個人まで一ヶ月半、春団体まで二ヶ月半とそこまで多くの時間があるわけではないので限られた時間で棋力向上に努めようと思います。


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