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理想の自分に転生できる診療所が横浜にオープン!Android Clinic楽しみ方ガイド。

もし、アンドロイドの身体に転生し、理想の寿命、外見、恋愛、キャリア、才能、全てを思うがままの来世をデザインできる診療所があったら、あなたはどうしますか?

これは、今はまだフィクションの物語ーーー

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Android Clinic(アンドロイドクリニック)とは何か

Android Clinicは私”体験作家”アメミヤユウがプロデュースする「Ozone」と劇団ノーミーツ主宰の広屋佑規がプロデュースする「Out of Theater」が共作するスペキュラティブ・イマーシブシアター(問う、没入型演劇)作品です。

?イマーシブシアター?
“体験型演劇作品“の総称。 旧来の「観客が客席に座り、舞台上の演者を鑑賞する」という構図を打破し、新たな作品と観客の関係性を作り出す。

お1人ずつ体験いただくリアル空間演劇と、複数人で体験するバーチャル空間演劇を組み合わせ、現実とフィクション、生と死の境界を曖昧にした、新しい臨死体験をお届けします。

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物語の世界は2059年。誰もが気軽に転生できるようになった世界。
この世界でも現代と同じように生き方に悩む様々な人々が暮らしています。

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Android Clinicの原作小説を書いたので、事前にこちらを読んでいただけると世界観が理解できて、より深い体験ができます。(25分くらいで読了できます)

6/1から連載を始めたこの小説は、毎日コロナからの退院者数の数と同じ文字数を更新していき、2ヶ月と12日で完成しました。人が社会に復帰するだけ新たな物語が生まれていくことを表現したかったです。

具体的にはどんな体験ができるの?


未来と今を交差させながら”死”という普遍的だったはずの概念の変容に伴う身体感覚と問いを、イマーシブシアターとして皆さんにフィードバックしていきます。

アンドロイドクリニックでできる体験は主に2つ。

まずは「問診(カウンセリング)」です。
実際に転生後、来世の自分を設計していきます。
場所はオンライン(ZOOM)上で行い、視聴される皆さん一斉に問診を行います。(い、一斉に問診?と思われるかもですが、人の問診票を見ながら自分で問診票を書いていく不思議で面白い体験ができます)

問診(カウンセリング)日時:10/23 or 24
(*どちらも内容は同じですがキャストが変わります)
10/23-大庭晴貴 10/24-KENTON

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次に「転生(リ・バース)」です。
ここでは2つの選択肢がございます。
1つは実際に転生するために横浜にあるAndroid Clinic(チケット購入者限定で場所をお伝えします)へご来院いただき、転生体験をするパターン。もう1つは今はまだ転生はしないけど誰かが転生する様子を覗き見するオンライン視聴パターン。

皆さんの人生計画にあわせてお好きな方をお選びくださいませ。

※リアル転生チケットは公開から1日経たずに全日全時間ソールドアウトとなってしまいました(まさかこんなに転生したい人が多いとは・・・)

転生(リ・バース)日時:11/1 or 3
(*どちらも同じ内容です)
キャスト:みさほ大庭晴貴

オンライン覗き見もその時の患者様次第ではありますが、一生に一度しか見ることができない、とても貴重な体験になります。なんせ人の来世に立ち会うあの世の生物と目線を共有するのですから。

覗き見の模様はアーカイブ配信等しない予定ですので、ぜひお見逃しなく。

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ご予約方法はこちら

申し込みチケットは下記より10/22 23:00までに事前予約が必要です。

*10月23日&11月1日 or 3日視聴:https://androidclinic.peatix.com/
10月24日&11月1日 or 3日視聴:https://androidclinic2.peatix.com/

《参加前の主な注意事項》
①問診当日は通信環境の良い場所でZOOMが使えるように、事前にご準備をお願い致します。また室内を暗くしてキャンドルなどでセルフ演出していただくと、物語の世界により没入することができます。

②途中からの参加だと映画と同じように、物語の展開が分からなくなってしまいます。出来るだけ開演5分前にはログインしていただくようお願い致します。

その他Q&A、詳細は下記の公式HPをご参照ください!
https://www.social-fes.com/aendroid-clinic

この企画できるまで

始まりはおよそ5年前。
僕はSilent itという日本初のサイレントディスコブランドを立ち上げ、リバ邸という全国展開しているシェアハウスの横浜の管理人をしていた。

OOTの広屋さん、菅波さんは当時「劇団どぶねずみ」というフラッシュモブの劇団をしていて、広屋さんは同じくリバ邸の渋谷に住んでいた。

そんなご縁もあり、一緒に何か企画しようという話になり5年前に作ったのがこれ。今見ると大変恥ずかしい気持ちもあるが、ここは勇気を持って公開します。

ワイヤレスヘッドホンを使って周りから見ると無音に見える自分のイベントの面白さをフラッシュモブ的に表現した企画。手作り感満載。

そして僕は音楽フェスティバルの世界へずぶずぶ入っていき、サイレントフェス®︎以外にも、冒頭で紹介した”aiが神になった世界”を仮想体験するスペキュラティブフェスティバル「KaMiNG SINGULARITY」や”泥フェス”「Mud Land Fest」など全国で様々なプロデュースをさせていただくことになりOzoneという会社をつくり、未だ来ぬ世界の物語を書いて体験に編集する”体験作家”というコンセプトで活動を始めた。

彼らは劇団どぶねずみから、街中をミュージカル会場に変える「Out of theater」そして今やコロナ禍のエンターテイメント業界を沸かせまくっている「劇団ノーミーツ」をつくり株式会社Meetsを作り、今に至る。

この企画は彼らがノーミーツを始める前、確か3月ごろに立ち上がった。「コロナ、やばくね。エンターテイメント、どうなるんだ」って話をしていて、ブレストをしていたら生まれた、という背景がある。

エンターテイメントの人間としていま何ができるか。
企画が始まり、原作小説を書いている中、こんなコンセプトが降ってきた。

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コロナで「道」が消えた多くの人に「大丈夫」を言いたいと思った。

ぼく(Ozone)も3月、5月とコロナの深刻さがニュースに乗って伝搬されるたびに、9月、11月、更には来夏に準備していた企画まで、全てが濁流に飲み込まれるように消えていき、傷心していた時期があった。

このまま行けばたどり着くはずだった場所が蜃気楼のように消えてしまい、人生の儚さを感じることもあった。

そして僕に限らず、この業界の傷は深かった。お世話になっていた音響会社から「うちの機材買ってくれませんか・・?」と切迫した電話がかかってくるほどに、明日を生きるのに必死だった。

アーティストがいなければ、音響照明さんがいなければ、オーガナイザーがいなければ、フェスはどれ1つかけても成り立たない(恐らくミュージカルも)これは業界全体として越えていかなければいけないことなんだと思った。

そして同時に、まずはちゃんと生きること。自分の命を守ること、最後の選択をしないこと、そのための企画をつくろうと思って、原作小説を書き上げて企画を作った。

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キーワードになっていたのは「道」

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この体験作品は道を問う。それがいま重要なんだと思う。

たぶん僕も、それがなんなのか考えながら作ってる。
完成しなかったこと、着地できなかったこと、歩みきれなかったこと
それもまたどこか未知なる場所に繋がっていて、未知とはつまりエンターテイメントなんだと思っている。

また、コロナ禍でほぼオンラインに移行してしまったエンターテイメントの舞台だけど、どうしたって人間は太陽の子どもで、陽のあたる場所で、リアルな空間で祝祭がしたいし、五感で感じる体験を失わず、安全にできる方法を模索したい、という想いもあって、今回のように2つの舞台を織り交ぜた新様式のイマーシブシアターができた。

なのでこれはある意味自分たち自身に向けた、自分たち自身に届けたい体験でもある。同じような心境を抱える多くの人たちに届けば嬉しい。

夜は、こうなるはずだった自分と別れる時間でもあるけれど
なりたい自分と出会う時間でもある。この体験が夜明けまでの希望となることを願って。

アメミヤ


ーAndroid Clinic Creditー

プロデュース・企画:広屋 佑規(Out Of Theater)
プロデュース・企画・脚本・演出・アートディレクション:アメミヤ ユウ(OZONE/体験作家)
プロデュース・企画:菅波 和也(Out Of Theater)
制作進行管理:佐藤 柚美子(Out Of Theater)
スタイリング・空間装飾:白鳥紗也子
マスク制作: Limo
配信:Wataru Kobayashi​
​ロゴ/メインビジュアルデザイン:岩田舞子







「こんな未来あったらどう?」という問いをフェスティバルを使ってつくってます。サポートいただけるとまた1つ未知の体験を、未踏の体感を、つくれる時間が生まれます。あとシンプルに嬉しいです。