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隙間

命になる前の闇と死後の闇のすきまの光の中に出てきてしまったので、私はこの世を経験することになった。

何もかも見たことがなく、何もかも常に初めてで、しかも二回目はない。
来世や前世があるなら何度もこの世の光の世界に来てるのかも知れないけど、1回ごとに記憶は完全にリセットされる仕組みのようなので、やはりこの世に来れば何もかも初めてで、二回目はない。

この世は巨大な虚無の闇のなかの細い細い隙間から漏れいずる光かもしれないし、虚空に浮かぶ扉と扉の間にあるのかもしれない。

死後の世界は謎だなと思うけど、どこからが命なのかということもかなり恐ろしいことだと思う。

古代人が考えた宇宙の図みたいになった。
オカルトっぽいことばかり書いてるとよくない。

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