見出し画像

【短歌】2009年春、冬



左様ならをいつもはたから聞きており我が為だけの憧れが征く

春風が私の一歩上をゆくきつめのリボンほどいた先輩

惑う春かばんの中を確かめて小中高大メタモルフォーゼ



つり革を持ちつつ耳を近づけるふたりはきっと付き合っている

イヤホンは君が去るまで出しません間が持たなくて意味がなくても

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?