見出し画像

【短歌】2011年春、夏


思い出を語り合うけど戻ってる場所は全然違うのだった

ガラス窓もたれ張りつき目は閉じずすきま風さえ春の手触り

へとへとで愚痴も言えずに座り込みあなたの声でこのまま眠る


ぼやけてる現実よりも鮮烈な夢でも君は名前を呼ばない

待って、ってあなたに腕を掴まれた夢はゆっくり忘れたらいい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?