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引っ越し前夜(2018/6/28)

※note一本化のためアメブロで書いた過去の記事を載せております。

明日、北海道に帰る。
四月末に退職してから、あっという間の二ヶ月だった。
最終週に梱包を終わらせたので、後半はほんとに疲れた。
ものは少ない方だけど、雑誌と服が無駄に多くて……5年分の生活を0にするってこうも大変なのかと思い知った。
キッチンは開かずの間がいくつかあったので、虫の住処になってたらと不安だったけど、Gの死骸一匹を除いては無かったので意外だった。
冷蔵庫の裏には、Gの卵が2個あった……怖っ。
引っ越しセンターの皆さん、とても手際が良くて感動した。段ボールを3箱まとめて持って行ったし、ミニソファは一人で持ってたし。結局、作業は30分足らずで終わった。

上京して、会社のシェアハウスを出てからずっと同じところにいた。
シェアハウスではいろいろ揃ってたので、食事の折半に戸惑った気がする。そのうち、各自で用意することになったけど、1日目の夜は私がみんなで食べるお米を持って徒歩で運んでた。経緯は忘れた。
やたらと信号待ちが長いマクドナルドもあったな。(近くにあるのになかなかたどり着けないので1回しか行ってない)
それから、たぶん全国どこでもそうなんだけど、上京する前はコンビニで米、化粧品、洗顔フォームが買えるなんて知らなかった。
そのうち、炊飯器とドライヤーもコンビニにあるかも、とか思い始めたことも今では懐かしい。
包丁もはじめて自分で買ったし。

一人暮らし初日は夕方に来て、ふとんを受け取り、駅前のホームセンターで小さい鍋やフライパンを買い、パスタを茹でた。
カーテンもまだなくて、布団が入ってた段ボールと、キャリーバッグをテーブルにしてたなぁ。
友達にもらったパジャマとティーポット&カップは今でも使ってます。うさぎのスポンジも部屋に着いて早々、使ってたし。
寝る前にドライヤーがないことに気づき、枕にタオルを敷いて寝た。
布団に寝そべって古着Mixガールズという名前の雑誌を読んでいた。
一人暮らししてからはじめての休日に憧れの高円寺に行った(はず)。
家具も揃い始めた頃、同期と渋谷のVirgin MaryとGrimoireに行った。
連日深夜作業を終えて帰った夏の日、初めてGに会った。
秋にはじめてバーに行った。バーで会った人と12月にキャッチボールした。

家賃は高めなわりに駅遠だし、近くのスーパー、コンビニ全部近くないし、しばらく隣の部屋から絶対もらいG出てた気がするし、と文句は言ってたけど、5年もとどまったのだからいい出会いをしたんだろう。
というか、文句を言うなら、不動産屋に行ってその日に決めた自分に言えよ笑
嫌なら更新しなきゃいい話なんですが、最初の1,2年でいろんな人と出会い、結局ここがわたしの生活そのものになりました。

はじめは片方の隣は留守で、もう片方にはおばあさんが住んでいた。
最後の1,2年間に両隣が若い男性になったんだけど、Gが減ったのはたぶんあなた達のおかげ。
何かにつけうるせぇと思ってすみませんでした。壁が薄かったからでしょう。
私もうるさかったから、壁が薄いってことに気づいて、両隣が日に日に静かになっていったんだと思う。

最後の夜、結局、電気消して寝られなかったな……そんな日々も今日で終わりかと思うとホッとする。
備え付けの収納も全然使えてなかったし。
こんなわたしが今後も一人暮らしできるのか甚だ疑問だが、とりあえず、意外となんとかなるもんだということがわかった。

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