【短歌】東京の思い出 2
※この記事は2013年10月にアメブロにて書きましたが、noteに一本化するためにこちらに持ってきました。
君のセル#N/Aなんて見せかけて条件変えれば私が見つかる
久々にスーツを着れば手の荒れた頃の私とそれ見る君が
まだ遅いキーをたたく手 切り取りが早くったってコピーを使う
それとなく好かれる半透明な子でいたいってのに隣に来るな
小さいも大きいも知らぬ嘘ばかりただ少しだけ好きってだけで
料理など取り分けたことすらなくて調味料など塩しかなくて
文系の私が言った短所さえ理系だなって肯定してる
その男やめたらどうの決定打来るぎりぎりまでビール注いだ
偶然に会えたから飲みに行こうかと言う気遣いに断る気遣い
わらうひと私がこの先どうなるか離れた干支の数だけわかる
もし不意に目が合ったなら笑おうか伏し目がちならイケメンの君
金目鯛きれいに四列出来ていく回して食べて最後に私
えーと言えばえーと真似するこの道に私たちしかいなかったよね
新人のくせにはしゃいでしまったと次の日早く出社しておく
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