タバコの話。

一年前のこの時期に、急にタバコを吸いたくなった。今まで一度も吸ったことはなく、むしろタバコは匂いがとても嫌いだった。物は試しにと、タバコを買った。吸いたい銘柄があったので、わざわざ路面電車に乗り街中へ買い求めた。肺までは届いてないくらいの浅い吸い方しかできなかった。吸い込むというよりも、タバコの火元がどんどん手元に近づいてくるのを見ると、何だか落ち着いてくるような感覚だった。自然と体が炎の『ゆらぎ』を求めていたのかもしれない。それ以来、お線香を焚いてみたりと。タバコはほぼほぼ吸うこともなく。3ヶ月くらい所持していたが、知り合いにもらってもらった。3ヶ月間でおそらく5、6本吸ったかどうかくらいだった。

 今年もなぜだか最近またタバコが吸いたくなった。自分なりになぜなのかを考えてみた。それはきっと自分の行き場のない思いを吐き出したいのだと思う。人に話すまでもない小さな小さなことが、自分の中ではどうしても消化できずに残っている。煙に変えて解き放ちたい。喫煙者はそういう理由からタバコを吸っているのだろうかとふと思った。何ともいえないものを吐き出すために。何かに変えるために。

 前まではジョギングをして頭の中を空っぽにしていた。暑いからという言い訳をしてそれができていないな〜。ぼちぼち走り出しましょうかね。

徒然なるタバコの話を、ご拝読くださりありがとうございました!!


皆さんが健やかに安らかに過ごせますように。

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