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ベントレー23紹介記事

“Good and evil are stupid. 
I'm Bentley-23.
And I am on the side of awesome.”

--Future foundation#1--
Bentley-23

初めに

ファンタスティックフォー#38
で話題のベントレー23くんですが意外にもファンタスティックフォー関連誌以外にあまり顔を出さないために
彼がどういう人なのかわからないまま読んでいる読者のかたもいるのではないかと思いこの記事を作りました
筆者の偏見や思い込み、誤読からの誤った情報なども含まれるので気になったエピソードがありましたら実際に読んでみてください
少しでもベントレー23のことを知ってもらって好きになって頂けたら嬉しいです

名も無き23番目の失敗作から
ベントレー23に

“It is all so very disappointing.”
--Fantastic four#570--
Wizard

現在のベントレー23はファンタスティックフォー#570で初登場した
ウィザード(ベントレーウィットマン)*1のクローンであり息子
当時は名前もなくただの失敗作としてウィザードに見棄てられるが
心配したフランクリンがあの子を助けてあげることをリードに約束させ
ファンタスティックフォーの元で保護されることとなった
”32番目の失敗作である自分は名前など無くただの32なんだ*2
自分が特別だと思えることを成し遂げるまでは”と語りフランクリンや彼の友達からも距離を置いていたのだが

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それでも彼をベントレーと呼び続けるスーザン--Fantastic four#584--

アナイアラスの進行の際に大きな活躍*3を見せヴァルからベントレーと呼ばれた際に自らを名を名乗るに値いすると考え「ベントレー」であることを受け入れるように
現在はファンタスティックフォーやドラゴンマン*4の保護のもとフューチャーファウンデーション*5でウィザードと同様に天才的な頭脳と武器の開発が活かし活動している
スーパーヴィランになると息巻く彼はウィザードのようになってしまうのか?
それとも──

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自分の名前はベントレーだとウィザードに宣言する--FF vol.1 #3

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ヴァレリアを慰めるベントレー
同年代の子供達と触れ合うことで次第に自分らしさを獲得していく中でスーパーヴィランや悪魔崇拝といった邪悪なものに興味を抱くように
--FF vol.1 #9
*1 ファンタスティックフォーの世界有数の頭脳をもつ宿敵の一人 偉大な発明家であり、チェスの達人、脱獄の天才である
*2 Fantastic four#584 32番目の失敗作だと言っているがこれ以降は23番目に統一されている 23は染色体が23対あることから来ている?X-23ローラキニーも同様にクローン体で23を冠しており面識がある
*3 Fantastic four#586
*4 フューチャーファウンデーションの父親的存在のロボット 登場時は幼い性格だったが現在はすっかり知性派になりよく本を読んでいる
彼の制作に関わった父ともいえる存在ディアボロとは敵対関係
*5 リードリチャーズが立ち上げた財団でよりよい未来のために優れた子供達のための学び場
ミュータントやモーロイド、ワガンダ人など国籍人種問わずさまざまな子供達が集まっている

ベントレー23を知るためのコミック4選

FF vol.1 22 

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“I think I love you.”
Bentley-23

行方知れずだったウィザードが発見されたことを知ったヴァル*1はベントレー23と共に現地へ向かう
FFとの戦いの中で共に戦っていたAIMの裏切りによって保護されることとなったウィザードはベントレー23との面会を要求する
ベントレーはウィザードがより自分らしくいられるようにとヘルメットを持ってくるのだが
ウィザードは自分の生き写しのようなベントレーにヘルメットを被るように強要する

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ヘルメットはウィザードのアイデンティティそのものでありベントレーに被らせることはベントレーはウィザードそのものであり、彼の所有物であることの証明に他ならない

優しさで持ち込まれたヘルメットが自身を追い詰め、傷つける結果になってしまう
ベントレーが自らで築いてきたアイデンティティも全てウィザードにむすびついてしまうのか
遺伝子によって宿命づけられた
父ウィザードの呪縛から逃れる日は来るのだろうか?

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ベントレーがウィザードに立ち向かう時はいつだってFFという家族が支えてくれた
彼が作り上げてきた自分らしさに家族が影響していないはずがない
*1 ヴァレリアリチャーズ リードとスーザンの娘優れた頭脳を持つドゥームとは特別な絆があり彼をドゥームおじさんと呼び慕っている

FFvol.2 #9

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”My first masterpiece”
Bently-23

ベントレー23は映画の撮影に挑戦することを決意し
日常そしてプールパーティで
彼の友人やゲスト達を巻き込んで撮影されたベントレー23監督の初めての傑作その評価やいかに

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今まで創造物でしかなかったベントレーが挑む創作活動
クラスメイトもゲストも今までの経験も全て創作の源だ

ベントレー23にとって大きな分岐点となる話ではなくモールマンの襲撃やウィザードにフライトフルフォーに誘われるなどトラブルに見舞われつつも
家族とともに日々を送ってきたそんな日常の一端が見られるのがこの話だ

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ベントレー23の作り上げた傑作からは彼が日々何を思い何を感じてきたかが反映されている

Fantastic four#642,643

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“I’ve knocked out your team of heros”
Bentley-23

フライトフルフォー*1がフューチャーファウンデーションを襲う
ドラゴンマンとアレックスから子供達は連れ去られ
ファンタスティックフォーがクワイエットマン*2の策略により身動きがとれない状況に陥って助けを期待できない
そして唯一自由の身であるベントレー23は父ウィザードに味方する

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スーパーヴィランになる夢が叶ったような気分だと言い放ち
フューチャーファウンデーションに敵対するベントレー
Fantastic four vol.5 #13

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拷問されるフランクリン、囚われたクラスメイト
オノメの必死な訴えも彼には届かない
*1 ウィザードが率いるファンタスティックフォーのライバルチーム
メンバーは毎回異なるが常にリーダーはウィザード
*2 ファンタスティックフォーの宿敵の一人世界有数の頭脳の持ち主で顔を自在に変えることができるファンタスティックフォーの歴史の裏側に常に彼は存在している
我々がよく知るキャラクターも大好きな名場面にも姿を変えて潜んでいたのかも知れない
スーザンのストーカー

Future foundation

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Future foundation,Go!
onome

シークレットウォーズの後フューチャーファウンデーションは多次元宇宙を巡る旅をしていた
ファンタスティックフォーが再結成されフランクリンとヴァルが地球に残った後
ひと回り大きくなった子供達はモルキューレマンの欠片を探すため再び宇宙に向かう
刑務所に潜入したフューチャーファウンデーションが出会ったのはリッキーバーンズそしてリードリチャーズ!?だった

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宇宙を旅し年齢を重ねた子供達
ベントレー23だけではなくフューチャーファウンデーションのクラスメイトは皆賢く優秀で個性あふれるキャラクターばかりだ

悪のリードリチャーズ“メイカー”と対峙するフューチャーファウンデーション
FFに守られる子供達がヒロイックな活躍を見せるこのシリーズ
フューチャーファウンデーションの子供達無くして今のベントレー23はありえない!
育ってきた環境、そして友達たち、父親のドラゴンマン
それら全てがベントレー23を作り上げたのだフューチャーファウンデーションを知ることはベントレー23そのものを知ることである
ベントレー23ファン必携の一冊どれ買ったらいいか分からないって人はこれを読むことをおすすめします

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ヴァルにフラれたことを蒸し返されるベントレー23
まるで二人は兄弟のようにも見える

終わりに

買って読め

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