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ビジョンと現場のジレンマ

ゴールが決まらなければ道程も決まらない。

大きな目標を置いて、そこからバックキャスティングしながら目標設定し、マイルストーンを置いていく。

プロダクトマネジメントをしていて思うこと

卑下する訳ではないが、プロダクトなんて結局手段でしかない。

目指すビジョンやミッションはもとより、経営レベルでも長期中期短期と目標を立てる。これらの経営目標達成のためにプロダクトという手段を用いながら、社会や顧客にサービスを提供していく。

営業組織も、開発組織も、提供するサービス(プロダクトを含む)も、雇われているだけの時間は提供する。でもゴールが決まらなければ、頑張っていても前に進んでいるのかはわからない。

どんなプロダクトを作れば良いのかもわからない。

暗中模索の意思決定

それでも、決まっていなくても、前に進まなければならないときに、わからないけど現場は動いてしまう。現場はよくわからないけど動き続ける。暗中模索しながら、共通点や絶対に必要になるであろう部分から手を付けていこうとする。

そのときに、経営では投資先を決定するための仮説検証を行いながら、現場では「かもしれない」というリスクを取るべきかどうか。

リスクを取ることで、決定後に目標地点へ到達するための行動が早くなるのは当然だが。
リスクを取らないことで、目標地点が当初とは全く異なる領域に踏み込む際に発生しかねない無駄を排除することができる。

早く行くかゆっくり行くか

良し悪しではなく、機動的か保守的かという視点で捉えられる。こういった意思決定を行うときに、果たして自分たちがどのような思想で活動しようとしているのか、それを意識的に意思決定しているのかはたまた無意識に現行踏襲したり、得意な部分に逃げていないか、などと振り返って考えてみてほしいなとおもう。


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