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高校生、路上パフォーマンスの場をつくる。

今週の土曜日、2024年3月30日に高校生がイベントを開催する。
その名も「NOROSHI COMMUNITY」。

「誰でも主役になれる日置市」を目指す彼は、誰もが気軽に自己表現ができる場を作ろうと考え、「路上パフォーマンス」ができる場を作ることにした。

詳しくは以下の記事にて当初の想いを記載している。

元々は「フェス」としての位置づけをだったが、「誰もが気軽にパフォーマンスできるようになってほしい」「今後も継続するようにコミュニティとして残したい」という思いから「NOROSHI COMMUNITY」というネーミングに変更となった。

私は彼のプロジェクトの壁打ち相手となっていた程度に過ぎないが、彼が進む中で色んな大人に協力や応援や激励をもらう姿を見ていた。

そんな彼のストーリーを伝えることで少しでも多くの人にこのイベントに興味を持って来ていただけたらと思う。

プロジェクトのきっかけ

元々のきっかけは「日置市若者未来会議」というイベント。そこで自分自身が街で描きたいビジョンを作り、発表をした。

発表シーン
投影スライド

これまでの取り組み

そしてそれは発表するだけでなく、ちゃんと取り組んだ。
これまでに2回、小規模ながらイベントを開催。

トロンボーンの演奏
市長によるエアギター

「トロンボーンを弾いた友人の演奏にお客さんが感動していたのを見て、もうそれだけでやってよかったなって。」そんなふうに彼は嬉しそうに語っていた。

NOROSHI の始動

イベントの拡大に向け、まずはイベントにどんな想いを込めるかを言葉にしてもらった。それをやることでどんな価値が生まれるのか、どんな企画があれば理想か。(私自身が彼のプロジェクトに関わるスタンスとしては、なるべく答えは提示しないようにし、問いを出して彼自身に答えを考えてもらうようにしていた。)

ーーフェスをやりたいと思ったきっかけはなんだったんですか??

きっかけは本当にひょんなことからでした。中学の頃のクラスの友人に、ヒューマンビートボックスのように低い音を出せる人がいて、これをただの「低い音を出せるやつ」で終わらせて良いのか、と思ったことがあったんです。もっと披露できる場所があれば、少しだけその才能の可能性が広がるんじゃないかって。

他にも、演劇がとても上手い友人もいました。そんな友人の姿を見ていると、もっと色んな人に知ってほしいなと思うことがよくありました。

そして、これはもしかしたら、僕の身の回りだけじゃなくて、街の色んなところでも同じように面白いことができる人がいるのかもしれない、って思ったんです。

ひおきとより

誰かの自己表現のきっかけを作りたいと、そんな想いを、コンセプト、イベント名、ロゴへと、彼自身の力で作ってもらった。(ちなみにロゴはAIによって作ってもらっている)

当初のロゴ

そして日程を決め、プロジェクトを始動させる。

イベントを宣言した「日置市100人カイギ」

まずはこのイベントをみんなに知ってもらう必要があると考え、私が主催している「日置市100人カイギ」でプレゼンをしてもらった。

街で活動する大人たちと並び、5人の登壇者のうちの大トリを彼にお願いした。

堂々とした彼のプレゼンは、多くの人に刺さっていたと思う。そのイベントをきっかけに公式Instagramのフォロワーが増え、色んな方が声をかけてくれた。

試行錯誤の日々

ここからが多分1番大変だったと思う。1人だけでは成し得ないプロジェクトを、色んな人に依頼や相談する。その中で、多くの方から激励やアドバイスをいただいた。

相談に乗っていただいたり
想いを受け止め期待と激励をいただいたり

色んな方からアドバイスをもらう中で、悩ましいこと、考えないといけないことはたくさんあったと思う。でもこうやって向き合って応援してくれる大人が周りにいることは、とてもとても嬉しいことだ。

また、正直思うようにいかないところもあった。例えば、元々は駅前での路上パフォーマンスの開催を想定していたため、警察や市役所に交渉に行くものの承認が降りず悔しい想いをしたり、駅の近くの商業施設での開催を計画し、プレゼン資料を作りながら依頼をしたものの、工事が始まるタイミングと重なったことでNGとなったり。

どんなプロジェクトもそうだと思うが、描いことが100%その通りになることなんて滅多にない。あったとしてもそれは挑戦的な取り組みとは言えないはず。色んな制約の中で、ベストな選択肢を選んでいくことが大事だと思う。

彼は、紆余曲折しながら彼なりの選択肢を選び、今の形を作っていった。

イベント内容

パフォーマーは、「メインパフォーマー」と「ショートパフォーマー」に分かれて開催される。

メインパフォーマーは、すでに人前で演者として活動したことがある方がメイン。一部プロもご参加いただいている。すでに活動をしている人の自己表現を見て、熱量を受け取ってもらう位置付け。

ショートパフォーマーは、これまでに人前で出すことのなかった特技にフォーカスを当てる。新しい自己表現の機会づくりの位置付けだ。(ただ、エアギタリストの永山市長はバリバリのパフォーマーだが、ショートショートの盛り上げ役としてトップバッターで参加いただくこととなった。)

出演者の情報は、吉満くんが運営する公式Instagramを見て欲しい。

いよいよ当日を迎える

路上パフォーマンスを軸にしたイベントであるため、何か大きな舞台装飾があるわけでもない。それでも彼のプロジェクトを応援しようと色んな方達が、演者として参加してくれる。

明日2024年3月30日(土)に17:15より、日置市役所中庭にて開催。(予約不要。雨天決行。無料だが、気持ちが乗れば投げ銭をぜひ。)

彼が走り抜けたプロジェクトに、ぜひみなさんも応援の意味を込めてご参加と盛り上げ役をお願いできると嬉しいです。

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