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引退、10年

昨日、10年続けてきたことが区切りを迎えました。
大学剣道部引退です。


女子部員が少ないという事情を知り、使命感で入った大学剣道部。

「剣道って何が楽しいですか?」と尋ねられて、表向きで答えられるのは「見た目がかっこいいから」これは事実。自分に当てはめるなら「人に恵まれたので続けるしかないと思った」が勝る。これは結果論。


「剣道とは何か」の大枠を体験して教わった中学時代。
先生に怒られないようにとりあえず強い人の動きを見様見真似で試した。とりあえず返事、とりあえず練習に食らいついていた、ような気がする。運動しかしない環境で、デブ専だった私が5キロ痩せ(正月で戻る)、半分旅行感覚で全国各地へ遠征。中学初めなのに何もかも先生から直接教わったことは無く、お得意の(?)気を遣いまくった3年間。環境が特に整っていた3年間。


「チーム力」を教わった高校時代。
中学の先輩の姿を見て高校で剣道したいと思って入った。
とりあえず練習頑張って沢山喋った。推薦がない分、部活の認識もバラバラ(だったであろう)女子同期は今では私の人生にとって欠かせない存在となっている(重)。当時は必死だったけど、今思え場バッチバチに青春してたな。本当に環境に恵まれた。結果は恵まれなかったんだけども。


―――

剣道よりも色んな本質を教わった大学時代。
結果論、楽しかった。充実しまくった3年半だった。ただ、運営は想像以上に曖昧な世界で、キツかった。数多といる顧問はこれをこなしたのかと頭が下がる思いになって、組織を動かすのはこれ程怖くて大変なのかと知った。過去のメモを遡ると「お疲れ様です」の題名で埋め尽くされていた、お疲れ様です。
そして女子がずっと少なかった。新歓が毎回しんどかった。最終的にスポ根女子選手はマネさん以外現れなかった。でも高校よりも自由が効いて飲み会も納会もお泊まりもして、大学生少しできたから比較的楽しんでいたのかなという気はする。でもでもしんどかった。
ほんでコロナ、オマエのせいで全てが狂った。本当はもっと飲み会も納会もお泊まりもしたかった。後輩には申し訳ない気持ちしかない。

私が過ごした青春学生生活は「剣道」を軸にして、もみくちゃにされながら色んなことを叩き込まれた10年だった。生真面目なのか雑なのか自分勝手なのか、心配性で色んなことを把握しときたい性なせいで多方面に迷惑かけました。お詫び申し上げます。
とりあえず10年続けたお陰で沢山経験出来ました。下手に中学受験受かってたら絶対知らなかった世の中の姿勢を、カケラだけでも学べた、ように思う。そして人と環境に恵まれた、ありきたりな表現に見えるかもしれないけどこれに尽きます。努力がダサくない環境の下、色んな人と出会って多方面から刺激を受けました。刺激を受けすぎてよく焦りました(汗)
出会った人全てに感謝申し上げます。

剣道の奥深さも知りましたが、何にも結果残してないし、残せるような努力も弱かった。スポーツ頭でない私は最後まで実践できずに終わりました。これは怠慢。

この経験がどこまで糧になるかは分かりません。就活では美談のように語らせていただきました。根性論なら中学時代の経験を引っ張ったら良いんですけど、所詮過去なんですよ…ビビるものはビビるし耐えられないものは耐えられない。

とりあえずこの過程で身に付いた全力で事にぶつかって、その経験からあれこれ考えること、は私にあってるのでそのスタンスは社会人になっても崩さないようにしたいなと思います。
あとはもう少し冷静になろうな、自分。

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