ヒトの子育ては一人でやるのは無理で当たり前
こんにちは。今日も子育て関連の記事です。
先日放送されていたNHKのダーウィンが来た!「その手があったか!生きもの子育てスペシャル」を観ていて心が少し軽くなった話です。
上記のリンクの番組概要の通り、何種類かの動物の子育ての方法を紹介していて、その中にヒトとオランウータンの子育て方法が比較されていた。
類人猿の中でもヒトに近いらしいオランウータンだけど、子育ての大変さはどうも少々違うらしい。ベイビーの生態が違うからとのこと。
オランウータンのこどもはとても大人しくて大きな声で泣く事もなく、お腹がすいたら勝手に母乳を飲むとの事。それもあって、基本的に5歳くらいまでワンオペで育てるらしい。うむ…。
一方ヒトの赤ちゃんは、他の動物と比べると育つのに大変手がかかるので、昔から両親以外も巻き込み大勢の大人によって育てられる、という形だった。それが現代では、社会として子育て世代に関わるという空気がなくなってしまっている。
自然人類学者でオランウータン研究者の久世濃子博士は番組内で、タイトルの通り「ヒトの子育ては一人でするのは無理で当たり前」だと話されていた。ご自身も子育てを経験し、研究活動に重視されている先生が言っているのだから、その言葉に重みを感じた。心が随分軽くなった。
続けて「だから、自分だけでなく頼れるところを頼りながらやっていくのが大切」(意訳)のような事も仰ってたような記憶がある。
ちなみにこの先生、お子様を連れてオランウータンの調査を行ったことがあるそう。こんなバイタリティーのある方でも大変だと話されているのだから、へなちょこメンタルHSPの私はそう感じて当然だな、と変な自信が湧いてきた。
前々から霊長類の研究者の本をいくつか読んでいたので、とても興味深い話しでした。この記事もさくっと読めました。もしご興味があれば。
第1回 オランウータンと「少子化」と「孤独な子育て」
一人でやるのは無理だから、周囲に頼りながらやっていこう。
至極全うなアドバイスだ。
ただ、この言葉は私の性格上、容易ではない。
・一人でやるのは無理だから…完璧主義故、一日を自分の予定通りにこなしたい。無理なのに、こなせなくてイライラする。
・周囲に頼りながらやっていこう。…周囲に頼るのが得意ではないから抱え込む。
完璧主義と頼り下手が邪魔をしてくるのだ。(これってHSPあるあるですか?)もちろん、急用やどうしようもない時は両親(特に母親)に来てもらっている。でも「ちょっと自分の息抜きに♪」くらいの気持ちではなかなか頼めない自分がいる。
ちなみに夫には頼むという感覚はないです。一緒に育児をするのは当たり前と思っているので。でも夫も日中は働いているし、週末も介護で朝から出ているから、育児は一人でやっている時間の方が多くなる。
でもそれで一回いっぱいいっぱいになったから、性格を言い訳にせずどうにか頑張る必要があるな、とは思う。
完璧主義は、、、子育てには一番不要な主義やなと思います。ここは割り切るしかないのかな。そんなに完璧でいたければ、仕事復帰してから発揮したまえ。くらいで。
そして上手く周りに頼る姿は生きる上で強力な武器になり、子育て以外でも役立つことは理解している。このスキルは子供にも身に付けて欲しいと思っているので、良い手本になれるよう、オカンいっちょ頑張るかいな。
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