【ディスカバリープログラムin近江八幡】DAY3 フィールドワーク|株式会社日吉
こんにちは。
立命館大学経済学部2回生の田辺 龍之介です。
今回は、ディスカバリープログラムin近江八幡の実施レポート第3弾として、2月28日(火)に行った株式会社日吉でのフィールドワークの様子をお届けします。
ディスカバリープログラムin近江八幡について、そして他の日の活動の様子は下記のマガジンからご覧ください。
1日のはじまり、琵琶パール養殖場の見学
朝8時に宿泊場所「Little birds Hostel 近江八幡」を出発し、株式会社日吉まで徒歩で移動。雲一つない晴天の中、前日のフィールドワークでの疲れも、一晩寝て完全回復しての出発でした。到着してすぐバスに乗り、淡水真珠の養殖場である斎木産業株式会社に向かいました。
養殖場に着くと、湖の上に作られた足場の上で真珠ができるまでの過程を斎木産業株式会社の齋木雅和さんより説明していただきました。ここでは、真珠を赤ちゃんから大人になるまで養殖しており、3-5年かけて立派な真珠を育てていました。施設の中でも、私が印象に残ったのは「オペ室」と呼ばれている、貝から真珠をとる作業を行うスペースです。机といすが2組と、真珠を取るための手術で使うような器具だけのシンプルで時代を感じられる空間でした。
昔、琵琶湖では天然の真珠が取れて、海外に輸出されており、毎年6トンもの真珠がとれていました。しかし、今ではその約1000分の1しかとることができていません。近江八幡での真珠の養殖は現状難しい状態で、貝の赤ちゃんが寄生する魚を変えてみたり、水環境を改善してみたりなど、色々と試行錯誤を繰り返しておられました。年々、貝の数が減っていながらも斎木さんのこの場所で真珠の養殖をやりたいという強い想いが感じられました。
水郷めぐり
その後、八幡堀に移動して水郷巡りを体験しました。最初は時間が60分と聞いて、少し長いような気がしていました。しかし、いざ船に乗ってみるととても風が気持ちよく、案外快適に過ごすことができました。実際に舟を漕ぐのも体験することができて貴重な時間になりました。水郷巡りは、肌で近江八幡の伝統文化を学ぶことができる体験でした。
水郷めぐりを終えて日吉本社に再び帰ってきて、日吉の企業理念や取り組みについて説明していただきました。インプットをして理解を深める段階で座学的な要素を取り入れたものでした。
その後、昼食を食べ午後のワークショップに向けて力をつけました。ちなみに、弁当の内容は唐揚げ弁当でバジルソースがおいしかったです。
日吉ラボ見学、意見交換
午後は、日吉本社に隣接する日吉ラボⅡの見学から始まりました。とても大きな機械から、精密機械、1つ数千万円するという機械も並んでいました。文系の私には専門用語を理解することは難しかったですが、実際に研究されている社員の方の姿は責任を持って研究に取り組んでいることが感じられて、かっこいいと感じました。
見学を終えると、若手社員さんも含めてのワークショップを行いました。率直な意見交換を行い、現場の生の声も聴けたのでとても良いものになりました。日吉が主にやられていることとしては、食品をはじめとする検査・分析をすることでした。自分も今まで検査に関する業界の方と関わることはなかったので、BtoBを主とした企業として非常に興味が湧きました。日吉にとって、一番の付加価値をつけているのは「日吉が検査をすること」であり、『信頼』を大切にしてビジネスをしているという社員の方の発言もあり、企業のリアルを知る学びあるワークショップになりました。
琵琶パールを使ったアクセサリー作り体験
最後に、琵琶パールを使った淡海真珠のアクセサリー作りを行いました。実際に午前中に真珠を養殖しているところ見てからの体験だったので、背景も知りながら作ることができました。作業自体はあまり難しくなく、短い時間で作ることができたのでよかったです。真珠にも3パターンくらいの種類の形があり、それぞれの学生の想いのこもった作品が出来ました。
今回、日吉に行かせていただいて、普段では体験できないことを体験させてもらいました。ここで得た多くの学びを、今後の活動にも、このディスカバリープログラムが正課外プログラムとして発信していくためにも、活かしていきたいと思います。協力いただいた日吉の皆様本当にありがとうございました。
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