コミュニティ・オーガナイザー育成に向けた取り組み|地域共生型社会推進事業交付金採択事業 実施レポートNo.1
こんにちは。インパクトラボの中西です。
インパクトラボでは、今年度より一般財団法人滋賀県民間社会福祉事業職員共済会の地域共生型社会推進事業助成金採択団体としてコミュニティ・オーガナイザーの育成に取り組んでいきます。
ここでは、コミュニティ・オーガナイザーの育成をテーマ事業を実施するに至った経緯を紹介していきます。
コミュニティ・オーガナイジングとは
コミュニティ・オーガナイジング(Community Organaizing)は、私たち自身の力で社会を変えていくための取り組みのことです。
日々暮らしている中で「何かがおかしい」と感じること、ニュースや新聞を見て知った社会や政治の状況への不満を感じたとき、私たちにはどのようなアクションができるでしょうか。
会社や組織の地位や能力に関係なく、身近なところから、一人相手にストーリーを語ることから始めて、変化を起こしていく方法が「コミュニティ・オーガナイジング」です。そこから、仲間を集め、その輪を広げ、多くの人々がともに行動することで社会変化を起こします。
「社会変化を起こす」と聞くと難しいことに感じて、「何もできない、仕方がない」と感じる方も多いと思います。そこで、「身近で小さなことからコミュニティ・オーガナイジングができて、自分らしいリーダーシップを育めるコミュニティを作りたい。」そんな想いでこの事業に取り組んでいきたいと考えています。
これまでの取り組み|起業家の集まるまち守山
ここからは、インパクトラボのこれまでの活動から、どのようにコミュニティ・オーガナイザーの育成に取り組むに至ったのかをお伝えしたいと思います。
コミュニティ・オーガナイザーの育成に資する取り組みとして、滋賀県守山市とともに高校生対象の起業家支援プログラム「びわ湖キャリアチャレンジ」を実施してきました。
実際に、参加した高校生からは、「多様な意見を取り入れることが大事だと思った」「あまり知らない相手でも協力して取り組むことができた」という感想がありました。
これは、「同じ志を持った仲間を集めてコミュニティを形成し、共に行動する」というコミュニティ・オーガナイジングを実践し「多様性を理解し、受け入れ、共に行動するために必要な力」を育むことができたと考えられます。
最近では、高校生を対象とするプログラムを実施したにもかかわらず、守山市の主婦の方から起業やビジネス、さらにはコミュニティづくりの相談を受けることが増えてきました。
そこで、インパクトラボが大学生や高校生に提供しているプログラムを子育て世代の主婦の方まで間口を広げたものにする必要性を感じました。
コミュニティ・オーガナイザー育成に向けて
これまでの取り組みを踏まえて、本事業では守山市から地域共生型社会の実現に向けた取り組みを始めていきます。
多様な手段で社会問題に関心を持ち、行動する人が増殖していくコミュニティができることとコミュニティ・オーガナイザーを育成する体系的なプログラムを構築することが本事業の目標です。
まずは、先ほど記述した通り、コミュニティづくりへのニーズがある主婦層や高校生をターゲットに、実践型のワークショップやレクチャーを実施することでコミュニティ・オーガナイザーを育成していきます。
びわ湖キャリアチャレンジに携わってきた学生やインパクトラボスタッフから、社会問題に取り組みたい学生や地域住民の方まで輪を広げたコミュニティを形成することで、地域共生型社会の実現に一歩近づくことを目指します。
これから、事業を実施している様子を随時noteにて発信していく予定です。是非ご覧ください!
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました!
インパクトラボでは、SDGsレクチャーや各種講演・ワークショップ、ツーリズム、新規事業立ち上げ支援などを実施しています。興味を持たれた方は、是非インパクトラボのWebサイトをご覧ください。
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