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「いつもどおり」は永遠じゃない

毎週頼んでいる宅配は、木曜と金曜。
木曜に届いたケースから、
すぐに取り出したのは食品…じゃなくて、
次週注文分のカタログやった。

お米の品薄が続いていて、
うちの近所では、
スーパーの棚に並んでも、
30分ほどで完売しちゃう。
数週間ずっとお米の棚がカラッポで、
かわりに
パックご飯を並べているスーパーもある。

私は次週注文分のカタログを
めくるんじゃなくて、
「お知らせ」が
入っているんじゃないかなと思って探してみた。

あった。
やっぱり。
お米の注文は各家庭1点、しかも抽選。
しかも「当面の間」。

「当面の間」という日本語は怖い。
元通りになるのがいつなのか、
わからないから。

モモちゃんは
おにぎりが大好きなので、
お米がなくなったらパニックだろう。
いや、たぶん、
なくならないんだけどね。
スーパーのお惣菜コーナーに、
「炊きあがった白米」は並んでいるので。

炊飯器があるのに、
「炊きあがった白米」を
「当面の間」、
買わないといけないかもしれないってことかしら!?

悲しい。

「いつもどおり」は
永遠なんかじゃないと、
ニュースを見るたびに思う。
ほとんどホラーに近い。

この間のニュースでは、
海の温度が高くなりすぎて、
養殖の魚が大量にダメになってしまっていたし、
養鶏場のニワトリも、
暑さでバタバタと倒れているらしい。

どうしよう。
食べられるものが減っていく。
きっと、値段が高くなっていく。

この間から、
宅配関連で
小さな事故が続いている。

注文してないドリンクが2箱も、
玄関に置き配されていて、
シールを見たら、
まったく知らない人の名前。

玉子を1パック注文したら、
2パック届いた。

パンを注文したら入ってなくて、
あとから届けに来た。

きっと暑いから、
宅配している人たちも
疲れがピークに達しているのでは…

なんて、
心配しすぎても仕方がないんだけど…

モモちゃんは今日も、
おやつは
チョコレートとクッキーと、
おまんじゅうが欲しいんだけど、
私から
「どれか2つにしたほうがいい」と言われて、
悩んでいる。

お買い物に行くたびに
チョコレートを買ってほしいけど、
私から
「もうこれ以上、冷蔵庫に入りません。
買っても全部、溶けてしまいます」と言われて、
悩んでいる。

お米や野菜をつくる人たちは、
エアコンが効いた屋内で
シゴトするなんてこと、できない。

なんとか、つくり続けていただきたい…
それを運ぶ人たちにも、
なんとか、運び続けていただきたい…

この夏は終わっても、
暑さが終わることのない地球で、
ヒトは生き続けられるのかなあ。

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