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地方の会社こそ、価値を紡ぐことが大切

こんにちは。キチナングループの井本健(@imototakeshi)です!

先週土曜日に、少し遠出をして、三星グループさんにお伺いしてきました。


ずっと、ブログなどで、社長の岩田さんが気になっていました。

というのも、アトツギでいながら、ベンチャーへの投資もされていて、かつ、実業でも新たなジャンルを切り拓き、かっこいいなぁと思っており、ずっと直接、現場にいきたかったので今回タイミングよくチャンスがあったので、尾州まで行ってきました。


現場での空気感。そして、事業。地域との共存共栄。

そんなことを知ることができた半日でした。

1887年から続く三星グループ


歴史を紡ぐ


一番最初に、工場などを案内していただくまえにスペースの中にあったのが創業からの歴史が感じられる資料館でした。


女性創業者だったことは、当時珍しかったそうです


歴史は、自社の創業の話だけではありません。

「羊って、何種類いるか知ってますか?」

「そもそも、糸ってどうやってできているか知ってますか?」

と、自社の紹介だけではなく業界をしっかりと説明された上で
自社の立ち位置や、強みをお話されていました。

とくに、カルチャーというか文化の話は「ああぁいいな」と感じたのですが、以前から大きな会社がたくさんある中で皇后様が来られたのは、

「誠実に情報を伝えることをしていたから」

だったとおっしゃっていた。

それが今の三星グループにつながっていると。


岩田さん自ら説明


布を作るのは、大量生産だけではありません。

あえて古い機械をメンテナンスしつづけて使い続ける理由があるとのことでした。それは、多品種少量に対応するため。


これは、私たちのお客様であるメーカーさんにもよくあることです。
学生が工場見学などをすると、「自動化だー!」と言わることがよくあるのですが、まだまだ微調整や、切り替え、多品種少量に迅速に対応する仕組みというのが、どの業界でも必要なようです。


古い機械をメンテナンスし続けて使う


そして、この機械は、譲り受けたものだそうで、
その当時の写真や看板なども展示されていました。

はたらく人が、どんな想いでこの機械を利用するのかは大事。
機械のありがたさを感じることが、ものづくりにも影響しそうですね。

建屋の入り口にある過去の写真



地域を紡ぐ

三つ星グループってスゴイなと感じたのが、このひつじサミット

恥ずかしながら、、、、尾州という産地を私はよく知りませんでしたが、
ウールの3大名産地だそうです。

「布を作る」という工程は、1社でできるものだと行くまでは思っていましたが、そうではないみたい。

糸を紡ぐ会社、糸を染める会社、布を織る会社と、さまざまな会社と繋がり合いながら、ウールでできた生地をつくっていくそうです。


その各社があつまり、ウールの素晴らしさをみんなで伝えて、価値を高めていこうという取り組みがこのひつじサミットです。


岩田さんは、「サミットの出来不出来もそうだが、開催して、地域が一体となることに意味がある」ということを仰っていました。



次回も開催予定だそうです



価値を紡ぐ


岩田さんのお話も聞く中で、
地方の会社、アトツギの会社は、地域との共存共栄は、非常に重要なんだろうなと感じました。


それは、断片的に伝えるのではなく、
業界のこと、地域の歴史的な背景、その中で自社が歩んできた功績。
そして、これからをちゃんとストーリーにして、伝える。


そうやって、価値をつないでいくからこそ、価値がさらに強みを増す。

ウールは、毛を紡ぐことで、強度が増すそうです。
価値も存在するだけでは、強さはありません。

あらゆるストーリーが紡がれれて、価値を生み出すのだと三星グループさんに行ってみて実感しました。

入口にはみなさんのバリューが!


そして、その価値を、はたらく一人ひとりにちゃんと伝わることで、
バリューを体現した結果、うまれたプロダクトや提供したサービスが
その会社のファンを増やすんだろうと思います。


もっともっと、キチナングループの歴史を伝えていくことが大切。

そして、業界のこと、地域のこともっとちゃんと伝えていけば、
私たちの存在価値がさらに感じられてより良い仕事につながるなと感じました。


番外編


私は、経営者自身が、が仕事を楽しむことって大事だと私は思ってます。

私は、「仕事が好きで、楽しくて、趣味が仕事です」とよく言いますが、
岩田さんの会社を見学させてもらって、「仕事の楽しみ方は、人それぞれだな」って衝撃でした。そして、この施設、すごい。笑

コミュニケーションは場作りが大切ですね。

BBQ広場
サウナ
サウナの水風呂ではなく、池だそうですw




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