見出し画像

森、水辺、にぎわい・・・どう「住む」?

2014年春発行 7号 『井』-住む- より
2009年より「井」のエリアに暮らす人の声を届けてきたフリーペーパー『井』。この機会にバックナンバーの記事を一部ご紹介します。「井」に住むGENRO代表千葉皓史さんの住む履歴書。プロフィールや掲載内容の情報は執筆当時のままですのでご了承ください。

森に住む

画像1

住む人:小森知佳
石神井台にある雑貨店 copse主宰。copseは英語で"小さな森"。街や人がつながる、もうひとつの住まいのような場所にしたいとはじめた店で、器や洋服を提供する。

緑を身近に暮らしたいと思い、たどりついたのが三宝寺池近くの小さな家。築25年の古い家だけれど、わずかながら庭もある。
庭木を植え替え、テラスをつくった。窓はいつも開け放ったまま。
カーテンやブラインドで仕切ることなく、オープンにして暮らす。
庭に野鳥が遊びに来るように、ご近所さんがテラスから訪れる。
小さいけれど街や人とつながって、この住まいは私にたくさんの出会いを与えてくれた。

いわさきちひろが暮らしたまち 下石神井

画像2

住んでいた人:いわさきちひろ(1918-1974)
画家。岡田三郎助、中谷泰、丸木俊に師事。子どもを生涯のテーマとして約9450点の作品を残す。1977年にちひろ美術館・東京、1997年に安曇野ちひろ美術館会館

「私はまずこの庭の樹々が好きなのである」(中略)
家のまわりを走り回るなじみの子どもたちの歓声に、思わず目を細めたりしてー(ちひろ1960年)」
今年は、ちひろ没後40年。自宅跡に設立された美術館には、画家、妻、そして母として、この地で過ごした彼女の人生を今に伝えるアトリエと庭が再現されています。子どもたちの幸せを願って描かれた作品とともに、ちひろ美術館もこの場所で、未来へと時を紡いでいきます。(中平洋子)

画像7

団地に、住む

画像3

住む人:奥野裕介
音楽家、ギタリスト。人生の大半を石神井で過ごす。

小学生の頃、団地の子達には強い連帯感があるように見え、羨ましかった。
今、子供が生まれその団地に住んでいる。
当時は思いもよらなかったが、家の前の公園で遊ぶ我が子に、あの時の思いを重ねて喜ぶ自分がいたりします。

画像6

僕の好きなところ

画像4

住む人:青山倫三(4才)
もうすぐ5才。石神井に住んで3年。木登りと縄跳びに熱中しています。夏には三宝寺池でザリガニを釣り、大人顔負けの腕前。

石神井公園の好きなところは、登れる木がたくさんあることです。
家は、クローゼットの中が好きです。
家に図書館と神社がくっついていれば、朝はお参りにに行けて、カブトを捕まえて、本が読めるから、良いと思います。

画像5


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?