愕然100（後半）
前半はこちら……
プヤ・ライモンディという悠長な植物。
平沢進「サイレン〜siren〜」のイントロ。
石川県はある。しかし！……金沢県は存在しない。
「震度500」をテレビがやかましく伝える夢をみた。
姿をみても名前を思い出せないポケモンが多すぎる。
宮城は東京と同じ「標準語」圏で、方言が無いとおもっていた。
ほかメンバーがみな大学院生の読書会のハイレベル・トーク。
インドから輸入したドーナツ「クラブジャムン」の風味と香気。
パリにて、地下鉄の窓ガラスが粉々なのに誰も気に留めていない。
パリにて、重装警備員にスレンダーな機関銃の銃口を向けられた。
タイにて、空港内の売店で友人がグッチのサングラスを音高く取り落とした。
長らく顔が分からなかった、祖父の写真を棚の奥底から発掘した。
映画『幸福』で主人公が通りすがりの女性のパンをひとかけら奪うシーン。
修学旅行の駅売店でジャーナリストの手嶋龍一と目が合った。
ヨークベニマルのカレーパン表面を覆う鋭利な突起 v.s. わが上顎。
校内英語スピーチ大会で発表のさなか、客席でベビィが烈しく泣き出した。
東京駅、ヒト・ヒト・ヒトの波濤。宮城から来た一家揃ってたちまち腹痛。
道頓堀の公共トイレ内の貼り紙「注射器を捨てないで——」。
ナニコレ珍百景の出演者に感化され朝５時にランニングしていた中学時代。
昔日のツルベの毛量。
平積みの 書物の陰に カマドウマ 素手で触れけり 突起を感ず
サンシャイン水族館に泳ぐピラルクの巨躯。
鉄棒に挑むも、前回りさえ恐怖のあまりできなくなっていた。
バズ・ライトイヤー（所ジョージ）。
限界まで痺れを堪えた足を、指でつついたときの感触。
「たけしの家庭の医学」の殺し文句「大変なことになりますよ」の火の輪。
三島由紀夫はペンネーム。
キャベツ・白菜・レタスの差異の認識における大衆の洞察力。
乾電池の値段、あるいは両親の偉大。
震災で疲れた瞳に映るCM「あいさつの魔法」フルバージョン。
Bluetoothの由来はデンマークの世界遺産「イェリング墳墓」にあった！
いまやマリオとほとんど同い年になろうとしている。
アリ・アスターとホアキン・フェニックスが手を組んだ情報。
全国４名限定の伊坂幸太郎直筆クリスマスカードに当選。
大学の指導教官がしれっと、前触れなくテレビに出演していた。
「鼻毛ハ伸ビル」の真理を、勇敢な友人の忠告によりはじめて知る。
ふさふさのメインクーン猫君を洗ったとき表れる細いボデー。
鼻歌まじりにシャンプーしているさなかの地震・断水。
見知らぬ保育所の窓から、自分と同名の子を叱る声が聞こえる。
従兄弟と夥しく集積したセミの抜け殻、「花火で葬ったら？」と家族。
カカオ100パーのチョコ、一口目。
手紙を書いたら「サーモンが好きです」とサンタから返信がきた。
脱水症状で行き倒れかけたところをヤクザなおじさんに救われる。
痛恨の一撃を浴びたガガンボが描く落下軌道。
ライヴ演奏で聴く、サカナクションの「ボイル」絶唱。
神羅万象チョコ、終売。
阿佐ヶ谷姉妹は、姉妹じゃあない。
高校の模試でお茶の水女子大を志望校に記したら１位だった。
教育テレビで「ロシアゴスキー」が変わらずノンビリと放映されている。
Chim↑Pomの「BLACK OF DEATH」。
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