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カルト村「ヤマギシ会」の夏合宿で受けた虐待の思い出

最近カルト宗教に注目が集まっていますよね。
カルトの被害経験のある私にとっては他人事ではありません。
しかも人生の中で複数回。

多分人格形成に大きく作用したと思われるカルトによる心の傷。

人生で最初のカルト被害が「〇マギシ会」の夏合宿でした。

どこかから近所までトラックで自然派食品を売りに来る人がいて、それがヤマギシ会の人でした。
近所の人達も牛乳や野菜を結構買っていたし、怪しさはみんな感じていなかったんだろうと思います。

5歳、幼稚園年長の夏。
そんなヤマギシ会が開催する子供向け夏合宿に参加することに。
遠くにあるヤマギシの村。自然がいっぱいで楽しそう。
楽しみにして参加するも、村は異様で特殊な文化…。
そこに馴染めなければ厳しい失跡や容赦のない制裁が加えられるというものでした…

※ヤマギシ会 で是非調べてみてくださいね

どうも幼少期から冷静に思考できるタイプだったようで、「おかしい」という心の警告灯に従い、村の人に反発。
従わず、泣いて抵抗する私を村の女性が別室に隔離。
水も与えられず、多分本当に死に掛けました。

窓から飛び降りて逃げ出そうとしても、地上は遥か下。牛の鳴き声や村人の声が聞こえる。
照りつける太陽。エアコンどころか扇風機もない蒸し暑い部屋。
ドアには泣くカエルのイラスト
※泣いている悪い子はこの部屋に閉じ込められるんだよ。の意?

「水…」と呟き涙も出ない私。

日が暮れる頃に部屋から出してもらえましたが、トラウマ体験でした。
命からがら合宿から生還した私は、迎えにきた両親に「楽しかったよ!」と明るくふるまいました。
じんわり目に涙を浮かべていた私は、傍から見ると『楽しい合宿の終わりを懐かしみ、ひと夏の成長を噛みしめる子』に見えたかもしれません…。

親には言っていません。親が罪悪感で苦しみそうだと思ったので。

そんなヤマギシ会。今は変わっているんでしょうか…
虐待、ダメ、絶対。

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