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【雑記】何てコトない毎日がかけがえないと気付ける、オトナだから

小林賢太郎演劇作品『うるう』を視聴しました。
今から約12年前、仙台公演のチケットを両親と入手し楽しみに迎えた2月に運悪くインフルエンザを患ってしまい、寝込む小学生のガキを置いて保護者が留守にするわけにもいかず親子共々苦汁を味わうことになった因縁の戯曲が、Youtubeにて無料公開されています。ステマじゃないです。
端的に言えばめちゃくちゃおもしろかったです。
それと同時に、当時小学生の自分が見に行けていたとしても多分あまり理解できなかっただろうなとも。

ネタバレになるので詳しい話はしませんけども、"余り"の人間「ヨイチ」と友達になりたいと譲らない少年「マジル」の儚くも面白可笑しい一人芝居を、チェロの生演奏とともに美しく紡いでいきます。
何様だと思われるかもしれないけど、きっと楽しんでいただける作品だと思いますよ。


さて、さなちゃんねる王国暦でも年が明けなにかと忙しなかった日々も一段落。王国民以外には関係ないことかもしれませんが。

ここ最近の情報量というか、やったこと、買ったもの、印象に残ったものがそこそこ多いと感じたので、近況報告も兼ねて積もる話を消化しようと思います。
まずはこちら、ドン。


さなのばくたん。行ってきたよ

そうです。多分ぼくのフォロワーは半分くらいそう。
今更必要ないかもだけど説明すると、さなのばくたん。とは毎年神奈川県川崎市で開催されているぼくの好きな女のお誕生日会です。

楽しかった、ですね。
本当に。心の底からそう思う。
今回は事前に主催者がバカになっていくぞとお膳立てしてくれたおかげか、変に身構えずお前以上にバカになってやるの気持ちで挑めました。
今年は去年とは違う。涙を流して放心する心配はもういらない。
そう、思っていたのですが。


開始数分でボロボロ涙を流してしまった…

今年が例年とは違う一番の要素、それは初の声出し。
バカになってデカい声を上げるというただその一点が、このさなのばくたん。シリーズにおいては特別なものであること。
念願で、きっと「誕生日できたよ」に並ぶ当たり前のようでかけがえのない瞬間なのだと、叫ぶ己の声を聞いて再確認しました。
CINE5の大スクリーンに映し出された女に、腹の底から「おめでとう」「ありがとう」を叫び、それが相手に直接聞こえている感慨深さにはどうしても涙を抑えきれなかった。
おそらく最も声を出すべき3曲目「PINK,ALL,PINK!」後半がまともに叫べなかったことだけは悔いが残るけど、後述するがその二日後には挽回することになりましたね。
ただこれもあくまで序盤。バカになるの通りその後ははしゃいで笑って罵倒して、徐々に先ほどまでの涙が全部ウソだったかのように普段通りのノリで楽しむことができました。本当にありがとう。
声出し可能になってもなおサイリウムの感情表現が盛んだったのは良かったです。好きな文化なので。

この記事を読んでいるあなたの時空がいつかはわかりませんが、イベントのネット配信アーカイブが2024年3月31日(日) 23:59 まで(視聴は4月2日(火) 23:59 まで)購入できるので興味のある方は是非。
間に合わなくても2025年頃にはレンタル視聴ができるようになると思います。多分。



お花のお話

お花を贈りました。
今年も。
フラスタってやつです。

美しいですね。本当に。
依頼させていただいたハナノキ様、ありがとうございます。
フラスタについて詳しく話したnoteは去年にも上げているのでもし良ければそちらもよろしくお願いします。

今回のばくたんはパーティーというより探偵モノの寸劇(?)感があって、キービジュアルもばんばん盛り上げるようではなく、また例年とも違った雰囲気を出したい気持ちがどこかにあったので思い切って青系統にしよう!と星空をコンセプトにうさちゃんせんせえ座をつくりました。
ただこれが中々に勇気のいることで、イメージカラーが基本ピンクのこのイベントで過去に贈られた寒色のお花というと紫のもじゃもじゃ某透き通った世界の運営くらいしか思い当たらず、下手したら悪目立ちするんじゃないかという不安が当日自分で目にするまでずっと付きまとっていました。

ぼく「多分ほとんどがピンク系で来ると思うんですけど、浮きませんかね…?」
ハナノキ様「そうですね、浮くと思います」
ぼく「ヒン…」

ただありがたいことにハナノキ様も「良い意味で目立つと思う」とフォローしてくださり、実際その出来はそれまでの不安を全て杞憂にしてくれました。本当に綺麗。

夜空といっても雲や沈んだ太陽光の波長などで単に青、黒のべた塗ではないのがわかると思います。
そこをどうにか表したく、下層部のしゃわしゃわ(これの名前、なに?)でくすんだいくつかの色を少しだけ混ぜてもらうよう事前にお願いしていたのですが、これがしっかり意図したとおりに表現できていて大成功だなと。
プロはすごい、言葉で伝えたことの真意を汲み取って正しくアウトプットしてくれる。
後日配信でも本人には伝わったようで、もう何も言うことはありません。
最高です。


Vの宴2024 feat.さなのばくたん。

所謂クラブです。オタクしかいないクラブイベント。
今回さなのばくたん。に際して後夜祭という位置づけで行われた当イベント、正直クラブ未経験のぼくには最初本当に怖くて、最悪一人二人死ぬんじゃないかとも思うくらい治安の悪いものだと完全に誤解していました。
川崎だし。

当たり前だけど全然そんなことなかったです。
各々が思いのままに爆音の音楽を楽しんでいました。

元々音楽は大好きで、自宅でお酒を飲んだ日は大抵スピーカで好きな曲をデカ音量で流して気持ちよくなっているオタクなので相性はかなり良かったです。田舎の戸建てでしかできない娯楽ですから。
しかしあの場では好きな曲に限らず、普段はあまり聴かない、それどころか1ミリも知らない曲ですらデカい音と光に包まれて身体を揺らしているとなんか知らんがめちゃくちゃ楽しい!そんな気分に浸れて最高。
その上で満を持して「好きな曲」が流れた瞬間の高揚感が忘れられません。

入場時はクラブ常連のオタクが付き添っていてくれたので必要以上に怯えることもなく、一時間もした頃には不安なんてひと欠けらもありませんでした。膝壊れないかなとかは考えていたけれども。

数々の天才DJが最高のセトリで盛り上げてくれて、ばくたん当日に涙で声が出せなかったPINK,ALL,PINK!をはち切れんばかりに叫ぶことができて感慨無量です。

また、主な会場であるCLUB CITTA'の終演後、少し歩いた先の月あかり夢てらす(BLACKフロア)ではもう2時間ほど長めに続いていたので、痛い身体の節々を無視して追加ではしゃぎに行きました。
結果、行ってよかったです。
PINKフロアと違いこちらはガチのクラブ常連がほとんどでより一層治安の悪い雰囲気が漂っていましたが、それも雰囲気だけで同じく音楽が大好きな人たちが思い思いに楽しんでいました。

PINKフロア、BLACKフロアともにラストを飾った会場全体でのハッピーバースデイ大合唱。多くは語りません。お誕生日おめでとう。



さて、重いオタクの長丁場もこのくらいにして、雑記らしく個人の話をしていきましょう。
ちなみにこの先ば~ちゃるな~すはあまり出てきません。興味のない方は帰るのが吉です。あとは芋嬢千里の話しかしないので。



読んだよ

読みました。
「世界でいちばん透きとおった物語」
著)杉井 光

新潮文庫から出版されているこちらの本。
ミステリなのですが、書店に立ち寄った際“電子書籍化絶対不可能”という売り文句が目に留まりまして。
どういうこと??と足を止め、またここでスルーしたら一生知ることはないであろう物語を逃すのもなんだかなと思い手に取りました。
ある超有名ミステリ作家は生前複数の女性と不倫しており、そのうち一人との間に出来た息子は「死に際に書いていたらしい小説について何か知らないか」という作家の長男からの連絡がきっかけで遺稿探しに振り回されるお話。
実はネタバレ厳禁と釘を刺されているのでその他何も話すことはできないのですが、強いて言えば"映像化、電子書籍化絶対不可能"、というところでしょうか…
紙の本にしかできない仕掛けにビビる。鳥肌が立つ。
読み終えて、感嘆の声を漏らしました。
おすすめです。
普段は電子書籍派のあなたもここは是非、手にしてみてほしい。



VRChat始めたよ

うわ~~~~~~ん!!!!!!!!
もう終わりです。
始めたら絶対終わる、人生。
そう思って気になりはするが何かと理由をつけて回避していたVRChatですが、きっかけの方から襲ってきてしまいました。

名取さなの画像
https://www.meta-knot.com/


うん、「また」なんだ。済まない。

VRChat内で開催される音楽イベント「META=KNOT 2024」に出演するらしいです。
ぶっちゃけそのイベントを見るだけなら全然用意するものなんて多くはなく、VRChatが正常に動かせるスペックのPCさえ持っていればデスクトップモード(キーマウ操作)で問題はなく、それどころかYoutube配信もあるようなのでスマホ一台で事足りるのです。
ただどうせなら空間ごと楽しみたいし、残念なことにぼくは以前からVRChatが"ちょっと気になっていた"ので、始めるならしっかりアバターを用意して、VR機器を購入し、中途半端にしたくないという気持ちを持ってしまいました。

そんなこんなで

アバターを買ってしまったわけです。
かわいいね。めいゆんちゃん。
変に逆張らず人気な子にしました。そのほうが対応衣装とかで後々便利らしい。
アバターの改変とかはまだよくわからないのでこの先ぼちぼち理解できたらなと思っています。

また、ありがたいことにフォロワーの心優しきVRCおじさんからおさがりのHMD「Meta Quest2」を譲ってもらうことに。
こんなことってなかなかないね、普通に買ったら中古でも2~3万はしますよ。
せめて中古分だけでも払うと言ったところ、
「お金はいいから君の(アバターの)改変を見せてくれ」
と返されてしまったので生半可な心持ちでは許されないかも。
他にもアカウント作成からログイン、基本操作、フレンド集めまで手取り足取り教えてくださるフォロワーにも恵まれ全方位感謝真君になっています。

空中に絵が描ける!!
と感動して騒ぎまくるガキ

ただこれでVRCに沼って深夜まで美少女の皮を堪能する人にはならないよう、ほどほどに加減しつつ常識的に遊んでいこうと思います。
META=KNOT 2024の準備はこれで万端です。



ギターがやりた~~~い!

ギターがやりたいんです!!
ギターとは、弦楽器。

ずっと昔から音楽が大好きで、頭のどこかでは聴くだけでなく鳴らしたい気持ちもずっとあって。
学生時代は吹奏楽部に入部したりもしました。
しかし協調性の欠片もないド社不クソオタクのワイくんに合奏のチーム戦は荷が重く、演奏は楽しいけれどそれ以外が負担になってしまい身を引いて以来楽器には触れていません。

それからも漠然と演奏欲は持っていたので何かやりたいと、ここ最近になって遂に手を出すつもりになりました。

家にはエレキ、アコギ、それとピアノがあって、母と姉がピアノの人間なのでその後を追うのは癪だなと思い押し入れから大昔に父が買った各種ギターを発掘。
エレキとアコギ、やりたいのは弾き語りではなく単純に演奏だったのでとりあえずエレキを持ってみるも、埃だらけで所々が錆びつき弦も切れています。
このままじゃ使えないので一先ず休日に楽器屋へ持ち込み軽く見てもらいました。

楽器屋「中の電子機器が壊れているので直すなら解体してまるっと… 弦交換とかで済むものじゃないです」
ぼく「ですよね~」
楽器屋「それにこれかなりクセの強いギターで、昔は流行ったんですけど不便なので初心者向けではないですね、初めはチューニングに2時間とかかかるかも」

かなりのくせ者だったみたいです。
ギター知識が全くないので"普通"がわからないんですよね。
多分何十万とする代物ではない、くらいのことしか知らなかった。父のことだから好きなバンドのギタリストを真似たとか、そんなことだろうとは思います。
あくまでも借り物なのでそのギターはおとなしく父に返すことに。

ぼく「じゃあやるなら新しく買ったほうが早いってことですかね」
楽器屋「そう、ですね~」
ぼく「そっか~~…… じゃあ……」


その場で買いました…
だってだって、安かったんだもん!!

楽器屋さんはこういうのにも慣れているようで、入門用に比較的お手頃なギター、アンプ、その他アクセサリーを紹介してくれて、計23,800円。
いくらなんでもお手頃すぎるだろ。
商売がうまいな~とも。

そうして始まったギター生活もまだたったの数日ですけど、ちょっとこの楽器難しすぎる。
息吹いて穴塞げば最低限音色は鳴らせるクラリネットとは訳が違う。
手は吊るし指先は擦れる。音は響かないし繋げられない。
などと必死ではありますけど。

正直死ぬほど楽しい。

演奏以前に、自分で音を鳴らせるというだけでとてつもなく嬉しくて、コードどころか単音すらまともに切り替えられないにもかかわらず気づけば数時間ジャカジャカ遊んでしまいました。
「曲を演奏できるまでが長くて挫折する」みたいな話をよく聞きますが、その点は心配要らないようで一安心。

一応目標のハードルは下げたいタイプなので、演奏よりもまず1年続けることを目指しています。9割の人は1年以内に挫折するみたいなのでまずはそこから。
理論上は可能です。なぜなら労働というこの世で最も嫌いな行為をもう3年も継続できているんですから。
いつか自分で好きなギターを選んでお金を積めるようになりたいですね。
どうかこんなぼくを応援してください。頑張りますので。


今回はこの辺にしておこうかな。
他にも好きなアニメの劇場版再上映に赴いたり、好きなゲームのデカいフィギュアを購入したり、案外悪くない人生を送っています。
持つべきですね、趣味。
無趣味で人生に身が入らない方々、夢中になれるものが1つあるだけでも大分生活が変わるのでおすすめです。
ブルーアーカイブとかどうですか?

オタクの戯言はこのくらいにして。
ほなまた、インターネットでお会いしましょう。
芋嬢千里でした。



虹色のグッピーってそういうことじゃないと思うの

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