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表コミ授業日記⑧ いもいもってどんな場所か、生徒達に聞いてみた。

こんにちは、いもいも表コミの古谷(あき)です。

いもいもの8月は通常授業はお休みで、単発授業があったり、キャンプがあったり。

表コミ授業日記もしばらく間が開いたのですが、9月からはまた再開する予定です。 
9月の授業再開に先駆けて……今回は、7月ラストの授業で生徒が話してくれたことについて書いていきます。

対話の時間。

1学期最後の授業、中学生クラスではみんなで輪になって、対話の時間をとりました。

授業で行ったワークの話から始まって、色々な話になりました。
「こんなことしたい!」という授業への要望が出てきたり、授業の話から発展してパーソナルな悩みを共有してくれる生徒がいたり、そこからちょっと哲学的な話が始まったり。

1〜2時間かけてみんなでゆっくり話す時間。みんながどんなことを考えているのか知ることが出来て、どのクラスでもとてもいい時間になりました。

あるクラスでは、手伝いに来てくれている卒業生の投げかけから、「いもいもってどんな場所か」という話題になりました。

いもいもってどんな場所?

学校とは明確に違うんだそうです。
でも何が違うかはうまく言葉にできない、と言葉に詰まる生徒たちでしたが、悩みながらも次第にこんなことを言ってくれました。

「学校と違ってはっちゃけていい場所」
「学校では友達っていう枠組みの中で話していて、どこかどう思われるか気にしている。友達関係が崩れないように振る舞っている。ここではそれがない。」
「学校と違って『立場』がない。みんなフラット」
「劣等感や優越感がない」
「他人の目を気にしないでいい。評価がない」
「1人1人がもう素を出しちゃってるから、気にしないでいい」
「自分の世界を守る必要がない」
「直感的にパッと出たきたものを、いつもは『これやっていいかな、言っていいかな』って考えるけど、ここはみんなクセが強いからやれちゃう」
「誰かを楽しませたいじゃなくて、自分が楽しんで、その楽しみを共有したい」
「みんなそれぞれ個性があるけどまとまってる」

いもいもは彼らにとってそんな場所のようです。

「評価」と「空気」に晒され続ける子ども達

彼らの言葉からもわかる通り、今の子どもたちは、驚くほど「立場」や「空気」や「キャラ」を気にしながら学校生活を送っています。

別に楽しく過ごしてないわけではないけれど、でもいつも心のどこかで、言葉や行動が今の「空気」と自分の「キャラ」で許されるのかどうかを気にしながら、他人にどう評価されるのかを気にしながら、生活しています。

彼らは表コミに、そういったものから解放されに来ているのかもしれません。

解放された彼らは、とてもイキイキしていて魅力的です。
評価されずそのまま受け入れられている実感があるから、自分の直感に素直でいられる。そして、自分と他人が違っていても、その違いを素直に受け入れ、面白がれる。

ある生徒の保護者の方が話してくれたことによると、その子は表コミに通い始めてから、度々「みんな違ってみんないいんだよ」と口にするようになったそうです。

言葉自体はありふれたものかもしれませんが。
でもその言葉を、実感と確信を持って言える人はどれだけいるでしょうか?

生徒達の話を聞くたびに、やっぱりこの教室ではすごいことが起こっているなぁと思わされます。


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