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保育園のお迎え

午前4時、夫くん起床。4時半には家を出る。
朝早くて、終わりも早いから、日々の保育園のお迎えは、夫くんの担当。

コロナ以前は、お迎えは父母揃って行っていた。
でも、延長保育になる18時より前に園に着くためには、私は毎日定時より15分早く帰宅しないとならないので、やめた。
何より、保育園から「新型ウイルス対策として当面のお迎えは保護者お1人で」とアナウンスがあった。

夫くんは、16時台に仕事を終え、17時台に娘達を迎えに行く。

まずは年中さんの長女の部屋。
夫くんに気付いた保育士さんが「ゆーちゃーん、パパきたよ」と、声を掛けてくれると、呼ばれた長女は一旦「おとうさん!」と小躍りして、遊んでいた塗り絵を片付ける。塗りかけの塗り絵は、部屋の決まった場所に磁石で貼る。磁石には、名前が書いてあって、誰の塗りかけなのか、園児も保育士もわかるようになっている。使っていたクレヨンをきちんと箱にしまって、担当の保育士さんに「クレヨン、ありがとうございました」と返す。

それから、夫くんの傍に駆け寄ってきて、再度小躍りするが、「荷物持っておいで」と保育士さんや夫くんに促される。
部屋の隅に並ぶカラフルなリュックの列から、自分のリュックを引っこ抜き、背負いながらやってくる。

次に次女の部屋。
「すーちゃーん!お迎えきたよー!」と、誰よりも早く一番に長女が、次女に報せる。
次女は急いで遊んでいたオモチャを片付けて、飛び出してくる。
長女は、飛び出してきた次女に、靴下を履かせ、上着を着せる。
長女と次女が揃って、ループ付きタオルを回収して、汚れ物袋に入れて持ってくる間に、夫くんはロッカーの在庫チェック。オムツ、パンツ、シャツ、Tシャツ、ズボン、靴下の残数をメモ。
保育士さんから伝達事項を聞き、顔なじみの男の子とお喋り。

廊下で年中さんの掲示板を写メ。

玄関で靴を履くと「おしっこ!」と部屋に戻っていく長女。追いかける次女。

保育士さんに、絡み、絡まれ、主に絡み、トイレを済ませて、再び靴を履いて、車に乗り込もうと思ったら、今度は次女が「おしっこ!」慌てて車から降ろして、再度保育園のトイレに駆け戻る。

やいのやいのしながらトイレを済ませて、展示食を見て「きょうのおひるはコレたべたんだよー」「トマトがいやだった」「がんばってたべた」とお喋り。やっとこ、またまた昇降口までやってきて、車に乗せる。

Eテレを見ながら帰る。
束の間の平和。
世界の平和はEテレによって守られている。

昼間、天気が良く、園庭で遊んだ日は、靴の中が砂だらけ。
玄関先で靴を脱がせ、靴下を脱がせ、インソールも外して靴の中の砂山をはたき、娘っ子らの足を拭き、「持ち帰った荷物を片付けて手を洗うように」言う。

次女は、ポケットに『お砂場』を持って帰ってきてることが多いので、あらゆるポケットをひっくり返して、美化委員さん(=夫くん)チェック発動。

まーーーそこからが、更に長い。

キャーキャーワイワイ、おふざけして、ちっとも片付けは進まない。
さすがに片付けずに、手も洗わずにオモチャを出して来る、というようなことは無いけれど、オモチャなんてなくたって、姉妹は十分に遊べる。十分がすぎる。

離れ離れだった昼間の時間を埋めるようにじゃれ合い、じゃれるだけでは飽き足らずにイザコザになり、どちらかが本気で泣き出す。

夫くんは余程のケンカでない限り、手も声も掛けず、干してある洗濯物を取り込み、夕食を温めつつ、食洗器の中身を片付ける。

配膳してなお、片付けも、手洗いも終わっていないこともある。

「ご飯できたから、片付けして手を洗っておいで」と再三にわたり声を掛け、なんなら手を貸し、必要とあらばケンカを仲裁し、娘達が昼間描いた絵を見て感想を述べ、やっとの思いで食卓に着く。

私は大体、このあたりで帰宅。

物凄く時間が掛っているように感じるけれど、17時45分お迎え、私の帰宅は18時半頃だから、夫くんが園に迎えに行ってからここまで1時間も経っていない。


これが保育園の『お迎え』我が家Ver.
毎日が、おとうさんありがとう、そしてお疲れ様の日。

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