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LLM競争の世界でどう生きるか
AIが世界を変える中での私の最近の悩み
AGIの実現時期は不透明ですが、2025年から2030年頃ではないかと予想されます。基本的には、AI開発は、OpenAIやAnthropicやNVIDIAといった、シリコンバレー系のAIスタートアップや半導体企業の努力に期待するしかないような気がします。
莫大な資金と優秀な人材を持つ彼らに対して、AI開発に対して何もできないという現状に無力感を感じずにはいられません。
私が欲しい世界
私がAI開発に参加できないことに無力感を感じるのは、AIが研究を行うことで不老不死を達成できるのではないかと考えているからです。カーツワイル先生の予想でも、AIによって研究が加速し、医療技術が発展することで人間が不老不死になると述べられています。そのような世界が実現すれば、患者さんがいなくなり、私も医者としての役目も終えることになります。
そのために、私は、AIが発展して科学実験を自動で考え、ロボットを使って自動で実験を行ってくれる世界の実現に貢献できればと願っています。しかし、現状では世界を大発展させてるAI開発に私は何もできていません。
無力感を抱える中でAGI到達までに何ができるか
シリコンバレー勢力に対する無力感は誰もが感じていることですが、だからこそ自分にできることを見つめ直すべきです。
世界のアカデミアは最先端のAI開発から取り残され、セキュリティや小規模モデルの研究やデータセット作成といったサブタスクに注力しています。日本も論文発表では少しは存在感を示しているものの、実際のAI開発では後れを取っているのが現状です。
私自身は、AI開発の最前線にいない自分にできることとして、医者で情報理工学の博士課程の学生をやっているというキャリアから、セキュリティ×医学の文脈でAIを世に適用する際の整備、最先端技術を普通の人が使えるようなハブとしてのビジネス、セキュリティ×医学の観点での後進育成などを頑張っています。
AGIが来たら、もっと世界の加速に貢献したいです。
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