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#131 ウーバーイーツとQBハウスの比較で考える雇用の在り方

最近街を歩いているとウーバーイーツのドライバーさんをよく見かけますね。何をやっている会社かについての理解はできていると思いますが、その内情や雇用形態についてご存じでしょうか。

ウーバーイーツとは、食品デリバリーを行っている会社で顧客のもとへ飲食店の商品を配達しています。元々はアメリカで設立したウーバーテクノロジーズ株式会社が始めたフードデリバリー事業で、日本では2016年に事業が始まりました。(登記は2012年)

雇用形態として配達員がウーバーイーツアプリを利用して契約を提携しているのはオランダのウーバーポルティエB.V.という会社です。こういった雇用形態をとっているのが関係しているのか、配達員の配達中の事故についてのサポートがやや不足しているとの見方もあります。
日本ウーバーユニオンが行った事故調査によりいくつかの問題点が浮上してきました。
・配達中の事故に関する事前情報の欠如
・事故時にサポートセンターに繋がらない
・傷害見舞金の補償内容が不十分なケースがある
などなど、制度の整備の面で注意する必要があります。
ウーバーイーツ側の主張として「配達員は個人事業主であり、契約先もオランダの会社であるから」と言っています。

一方、比較対象として今回挙げているQBハウスについてもご紹介します。(業界やビジネスモデルが大幅に違う二社を無理くり比較しているのでその点はご容赦ください。)
理髪店業界の福利厚生面の特徴として、平成27年の調査によると、
・3年目までの離職率が7割と高い
・厚生年金保険や健康保険など、社会保険制度の未加入がおおい
・健康診断が受けられないところや残業代がでないようなところもある
といった点が良くない点として挙げられていました。

一方、QBハウスの場合、
・社会保険を完備、残業代は1分から支給、サービス残業は一切なし
・休日は月6日~10日で自由に選べる
・定年制を廃止し、永続勤務を推奨している
・同世代のサラリーマンと変わらない給与水準
・社内カットスクールにより未経験者でも半年で技術を習得できる。
など、理髪店業界の中では比較的好待遇だといえるでしょう。

今回は、業界は違えど二社の雇用について簡単に説明しました。動画内ではまだまだ色々な紹介がされていますのでぜひ一度観てみてください!
これからもイマージョンの実践経営大学で一緒に学んでいきましょう。


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