#84 サイボク 豚と話せる笹崎社長の商品への拘り

今回は企業事例に関する講義です。
今回取り上げるのは埼玉県は日高市にある株式会社埼玉種畜牧場・サイボク
なんと、敷地内にレストランや温泉、アスレチックなどがあり、別名:農業のディズニーランドと呼ばれています。
そんなサイボクの代表取締役社長は笹崎静雄社長です。
業務内容については、
1、自社牧場での種豚育種改良、肉豚生産
2、精肉、ハム・ソーセージ、パンの製造販売及び加工品、食品販売
3、地元野菜の直売
4、カフェテリア・レストランの運営
5、温泉施設の運営
など幅広いです。そんなサイボクの創業者:笹崎竜雄氏の創業当時の話を振り返りましょう。

サイボクの創業者笹崎龍雄氏は第二次世界大戦時、フィリピンのパギオ戦線で戦っていました。結果的に日本は敗戦国となりましたが、当時、米兵がソーセージ食べている光景をみて、痩せた日本人も豚肉を食べるべきではないかと思うようになったそうです。
その後、牧場経営をスタートさせ、現在では日本養豚の神様と呼ばれているようになりました。

そんな龍雄氏の息子である静雄さんは結果として会社を継いだのですがそこには波乱万丈の物語がありました。
家業が畜産業であるがゆえに臭いがするといじめに遭ったり、文系大学を受験したが、父の反対により獣医学部を再受験したり、サイボクに入社後も寝袋をもって豚小屋で生活する日々を送ったり。。。行動力をもってしてとても密度の濃い日々を送っていました。

社長就任後は、ソーセージ大国であるドイツに修行に行くなど、真摯に豚肉と向き合ってきました。現在では、保存料や着色料不使用の質の高い豚肉を生産し、人々に届け続けています。

「俺の作った豚肉を見ろ!」この熱い思いを胸に日々誇りをもって豚と向き合い続けています。

株式会社イマージョン
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