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最近人生少しつまんないかもと思ったときに聴いた「イチブトゼンブ」がよかった

別にB’zのファンでずっと聴いているわけでも主題歌だったドラマ「ブザー・ビート」を見たことがあるわけでもないんだけど、最近B’zの「イチブトゼンブ」という曲をよく聴いています。

もちろん稲葉さんの特徴的な声メチャクチャかっこいいなーとも思うけど、どちらかというとその歌詞をすごく気に入っています。

愛しぬけるポイントがひとつありゃいいのに それだけでいいのに

この曲のメッセージはこの部分に凝縮されているような気がします。
物事や人間には愛せるところも愛せないところもあるのは当たり前だけど、愛せないところばかりに目を向けるんじゃなくて、愛せるところに目を向けよう。とてもシンプルだけど素晴らしいメッセージだなと思います。

楽しいと思っていた自分の仕事が急に「あれ、何のためにやってるんだ?もしかしてつまらないんじゃないか?」となる仕事終わりの夕方があったりする。
でもそれは当たり前で、物事はそんなに白黒はっきりしていることではなく、仕事にも楽しいと思える部分とそうじゃない部分があって、その中で愛しぬける、楽しいと思える部分がひとつでもあるのであればそれを見失わずに大切に持ち続けていればよい。

これはもちろん人に対してもそう。ちょっと嫌なことされても、

でもこの人は別でめちゃくちゃ好きなところがあるから、この人のことは好き!

と思っていたい。

すべてを知るのは到底無理なのに僕らはどうしてあくまでなんでも征服したがる
すべて何かのイチブってことに僕らは気づかない

私がこの曲から受け取ったもうひとつのメッセージは、すべてを知ることはできないということ。
例えば自分が普段関わる人のすべてを把握することなんて到底無理だと思います。それがどんなに親しい相手であっても。

だからこそ見えていないところに対する想像力が求められる。
反対にどうやっても知ることができないのだから、そこに真実なんてものはなく、自分次第で「その人」が自分の中で想像される。

私はここでとにかくポジティブ側に倒すようにしています。
どういうことかというと、例えば、ある人のことを少し知ったときに、この人はこういう人なんだろうなと想像する時があると思います。そこで私は、自分がその人を目一杯好きになれるように勝手に想像するようにしています。
好きになれないところをみてしまったときも、どうにかこじ付けて好きになる想像をしています。

こういう事情があったのかもな〜それなら仕方ないな〜

この想像は別に相手に伝えたり第三者に発散するわけでもなく、その人を好きでいるための、自分のためだけの想像です。

すべては何かのイチブで、そのゼンブを知ることはできない。どれだけ多くを知っても最終的に知ることのできない領域がある。まずはその知ることのできない領域の存在をしっかりと認識して、そこを自分なりにポジティブなほうに全力で倒しに行くことで人生は楽しくなるなあと若輩者ながら感じるのです。

人生で辛いことや難しいことにぶつかったとき、個人的な一番の対処法はそれを思い切り楽しむこと。もしかしたら、思い切り楽しんでいると自分を思い込ませることとも言えるかも知れない。

楽しむために、楽しいと思い込むためにはやはりその辛いことや難しいことの知ることのできない領域で働かせる自分の想像が鍵を握っている。

その想像がポジティブであればあるほど、目の前の困難の楽しさは大きくなるよねと思います。

何気なく音楽番組を見ていたりストリーミングサービスでプレイリストを聴き漁っているときに、急に歌詞が刺さってくることってたまにありますよね。
「イチブトゼンブ」は流行っていたドラマの放送時には全く知らず、最近になって初めて聴きましたがとても良い曲だと思いました。好きな曲となりました。

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