2023/06/28 日記
25日に北原みのりの『メロスのようには走らない 女の友情論』という本を読んだ。結果的に言えば(もともとあんま精神状態が良くないときに)私はこれを読んで大バッドに入り、まだ抜けていない。最悪だ。尊敬している人からおすすめされたのでAmazonで探して買った。楽しみにしていただけにショックだったが、まあそういうこともある。
そもそも何でこの本が私に合わなかったのかというと、めちゃくちゃキラキラしているからである。私は大学生ではあるが彼女のように印象に残る恋愛なんかしたことないし(東大生の男を親友と奪い合った話、あれは最悪だと思う)女友達はいるけど、なんか、なんだろう。私の人生経験が浅すぎるせいもあって、あんなふうに本気でぶつかり合えたことなんかない。あんなに素敵じゃないし今後そうなれる展望も一切ない。筆者と自分とのあまりの違いに死にたくてたまらない気持ちになった。散らかった部屋で栄養の偏った食事をし、将来が見えず暗澹たる気持ちでド暗い音楽や変な音楽を聴いて、それから昔のことを思い出したり認知症のことを考えて泣いた。昨日は、デリカシーのない男からデリカシーのないラインがきて烈火のごとくキレたあと虚しくなって泣いた。まだ既読はつけていない。お前さほんまに死ねよ。これからどうやって生きていけばいいのかこの本を読んだせいで余計わからなくなってしまった。not for meとはまさにこのことである。最悪だ。月曜と火曜の大学の授業は行けなかった。人に会いたくなかった。自分と他人を暴力的に比べて絶対に苦しくなると思ったし劣等感で友達のこと嫌いになっちゃうだろうな。と思った。
希死念慮が止まらないので、音楽を聴いている。普段はアイドルの変な曲や電波っぽい曲がわりと好きでよく聴くのだが、うつになると大丈夫な音楽が極端に減る。まず、歌詞が多い曲はやかましくて疲れる。なんなら歌詞はなくていい。あと、異性愛の話をしている曲もダメになる。気持ち悪くなって吐いてしまう。最近は、Vampilliaというバンドの「Lilac」という曲がお気に入りだ。とてもいい曲。MVもいい。あと、サティのジムノペディは相変わらずいい。ドビュッシーの月の光もいい。辻井伸行さんの演奏がいちばん好きだ。
梅雨だ。マトモでいられる方がおかしい。どうにか死にたさを上手いことあしらいながら、今年も生きたまま夏にいければいいなあと思う。夏は夏でだけど。みなさんも…などと気の利いたことが言えればいいのだが、人の幸せを願う余裕がないので今日の日記はここでおしまいにする。
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