【詩】[輪廻が本当にあるのなら]

輪廻が本当にあるのなら
私は人間にはなりたくなかった
私は人間ではありたくなかった
カルマが本当にあるのなら
私はさっさと終わるはずだ
私はとっくに終わるはずだ

どこまでもかなしくて
どこまでもさみしくて
総ては空しいって言う人もいるけれど
否定はしないし肯定もしない
だってそれが本当だとしても
知らない方がよっぽどいい

どこまでもひとりで
どこまでもみんな居なくて
底の底ではみんな繋がっているって言うけど
そんなこと言われてもわからない
私の居場所がここにはないから
馬鹿な私にはそんなこと知らない

知らないことが多すぎて空っぽのままで
たくさん知らなきゃって思うけど
もうだっていっぱいいっぱいだよ
もう知らなくていいから
シャボン玉みたいに綺麗に割れてしまえば

感じることが多くて
感じることはめられなくて
冷たく刺すように
暖かく撫でられるように
生傷が増え続け癒えぬまま
いつまで続けるんだろう

神さまが本当にいてくれるなら
私の知らない結末をとっとと教えてほしい
そこまではがんばるからさ
仏さまが本当にいてくれるなら
私のことをさっさと見放してほしい
もう大丈夫だから

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