段取り8割

元杜氏の方から聞いたのが私にとって初めてだった言葉。

段取り8割。正体は多分「細かく割ること」。

最近、小さく割るということにハマっている。きっかけは健康21で歯科衛生士の方がした実演。バナナを一口食べるのとその2倍量食べるのと、量は2倍になっても噛む回数は2倍にはならないというものだった。

「噛むには適切な量があります」という言葉が印象的だった。

で、早速ひとくちを小さくしている。

小口にしても食べる量は変わらない。ただ、不思議なもので腹持ちは良くなった(気がする)。胃に隙間なく詰め込めている感覚があるのだ。

この感覚はほぼ日刊イトイ新聞で故岩田社長との対談で「適切な大きさの問題にできれば」というものにつうじる。


問題のほとんどの問題は実は「適切な(対処可能な)大きさ」にしていないことが多い。

で、冒頭の話に戻る。

段取り8割とは、結局「これから取り組む問題をどこまで細かくできるのか」のお話なんだと腑に落ちた。自分がうまく行かないとき、ちゃんと見積もっていないことで失敗していることがほとんどである。

問題を細かく割ること、が実は問題解決の最初。

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