ハッカソンって面白い PLATEAU
先日、国土交通省主催のPLATEAU Hack Challenge 2022 in ヒーローズ・リーグに参加してきました。
今回は技術的な事に興味はあるけど、なかなか踏み出せない。
技術的な仕事してるけど、ハッカソンに出たことない。
そんな方に向けてnoteをまとめています。
テクノロジーの面白さが少しでも伝われば幸いです。
目次
1,PLATEAUってなに?ハッカソンってなに?
2,ハッカソンに参加するきっかけ
3,チームとハッカソンの環境について
4,ハッカソンで得た物と今後の目標
1,PLATEAUってなに?ハッカソンってなに?
PLATEAUとは、国土交通省が主導する、日本全国の3D都市モデルを整備・活用・オープンデータ化するプロジェクト(Project PLATEAU)のことです。
ハッカソンとは、ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語とされ、 プログラマーや設計者などのソフトウェア開発の関係者が、 短期間に集中的に開発作業を行うイベントの事です。
私は、映像制作の素材としてPLATEAUをよく使っています。
東京都23区すべてのビルを3D化しているPLATEAUは、だれでも無料で使う事ができる上に、都市開発用に作られているのでとても高精度で、PLATEAU以外の都市データとも容易に合成ができます。
2,ハッカソンに参加するきっかけ
いままでは、3Dデータとして使用していたのですが、内部のデータを使えば、もっとカッコイイ映像の作り方ができるのではないかと思い、PLATEAUの勉強をし始めました。そんな矢先、PLATEAU LTの運営をされている元木昭宏さんからお声がけいただき、PLATEAU LT 02に出演させていただく事になり、それをきっかけにPLATEAU Hack Challenge 2022 in ヒーローズ・リーグも知りました。
ハッカソンはプログラマーや開発者を対象にしている事が多いのですが、今回の採点項目に技術力に加えて、3D都市モデルの活用、アイデア、デザインなどもあり、もしかしたら、何か役立てるかもしれないと思い参加させていただきました。
3,チームとハッカソンの環境について
チームについて
今回のハッカソンのチーム分けはお互いに話し合って決めるのですが、チーム分け中に仲良くなった梶原さんとチームを組ませていただく事になりました。
アイデアは梶原さんが考えられた物で、システム開発も梶原さんがしてくださり事なり、私はプレゼン資料と必要な素材作りを行いました。
評価の中に、3D都市モデルの活用、アイデア、デザインがあるので、開発ができない私でも、チームに貢献できたと思います。
ハッカソンの環境
今回のハッカソンでは機材提供にobnizとtoioがありました。
両方とも、無料で使用する事ができる上に、技術スタッフの方が常駐してくださり、アドバイスをしてくださいます。
更に、Unityの技術の方やCityGML仕様策定WG 副議長の方などもアドバイザーとして、参加してくださっており、気軽に質問できる環境でした。
また、ハッカソンなので、すぐ隣で別のチームがそれぞれ自分たちの目標に向けて、開発を続けています。会場は切磋琢磨という言葉がピッタリの状況な上、専門的なアドバイスをたくさんもらえる状況でとても刺激的でした。
4,ハッカソンで得た物と今後の目標
今回、得た物で私の中で一番大きかったことは、システム開発の面白さと、スピード感でした。チームメイトの梶原さんの問題解決のスピード感は隣で見ていてとても驚きましたし、ほかのチームの方も試作→方向修正→試作→方向修正とゴールに向けてチームで役割分担をしながら、時間内に完成させる協力体制に驚きました。私自身の開発に対する速度感が急激に上げられたと同時に、共同開発へのあこがれが強くなりました。
今後の目標としては、PLATEAUの内部データ(各建物が何階まであるか?)も取り扱えるようになる事です。これが処理できるようになれば映像表現としての幅は一気に広がりますし、
何より、課題に向けてチームで取り組む事ができます。
ちなみに、我々のチームは今回のハッカソンで「CityGML賞」をいただきました。
これはここだけの秘密なのですが、梶原さんCityGML(PLATEAUの内部データ)を上手に使用されていたので、いただけた賞です。つまり、梶原さんがすごいw
さて、文章が長くなりましたが、最後にまとめると
PLATEAUのハッカソンは、開発者じゃなくても参加できるし、環境がめちゃくちゃいいし、かなり勉強になるのでオススメです!
今年は、福岡と広島でも開催されるそうです。
皆さんもぜひ参加してみてください☆
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