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PLATEAUをTouchDesignerに入れて任意の場所に飛ぶ

昨日、黙々会に参加して、小さいノウハウを見つけた方法をまとめています。

今回の目標は「PLATEAUをTouchDesignerに入れてた時に、任意の位置をすぐ見つけれるようにする。」

内容はこの5つ
1,今までの方法
2,Google Mapで検索して、その結果から場所情報を得る
3,GoogleMapとPLATEAUの壁「世界測地系と直角座標系」の違い
4,国土地理院の神サイト
5,次の課題

1,今までの方法

 今までは、TouchDesignerの中で疑似ドローンのようなシステムを作って、PLATEAUの中をグルグルまわりながら、目的の場所を探してました。
東京タワーなどは見つかりやすいのですが、ビルなどは似てる物が多く大変でした。

2,Google Mapで検索して、その結果から場所情報を得る

 Google Mapは私が一番良く使っている地図検索サービスです。
住所検索はもちろん、任意の場所の経度緯度も簡単に表示してくれるので、このサービスを使って素早く、PLATEAUを表示できればと考えました。

東京タワーの経度緯度も簡単に

3,GoogleMapとPLATEAUの壁「世界測地系と直角座標座標系」の違い

  Google Mapで分かった経度・緯度の数値をそのまま、PLATEAUで使えないかと思い、調べてみると、
Google Mapは世界測地系の経度緯度の数値で、球体(地球)上の位置情報を角度で表示したもの、
PLATEAUの3D情報は直角座標系で、特定の点からの位置の距離になります。
角度と距離なので、互換性がほとんどありません。。。

4,国土地理院の神サイト

 世界測地系の経度緯度を直角座標系を変換してくれる国土地理院のサイトがありました。

https://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/surveycalc/surveycalc/bl2xyf.html

ここに、Googleで調べた経度緯度を入力すると、直角座標系に自動変換してくれます。
なお、角度を距離に直す時は位置によって歪がでるので、その歪を調整するのに、日本は18種(系番号)に分けられています。
ちなみに、東京は9系でした。その他の場所はこちら
その他に設定するのは
・測地系=世界測地系
・入力単位=十進法度単位
2つで、これらを設定するとGoogleの数値を使うことができます。

東京タワーの位置情報を入力すると、X座標とY座標(直角座標座標系)が計算されて出てきます。

今回の黙々会はトンネル東京(大崎ガーデンタワー)だったのでその数値をTouchDesignerに反映させて、方向を合わせてLEDモニターに出力してみると、、、夜景とPLATEAUがぴったり合いました。
ここの会場じゃないと検証できない実験でした♪

5,次の課題

 今回でGoogle MapとTouchDesignerとPLATEAUをスムーズに合わせることができたのですが、まだ問題が残っています。
それは、方向!!
PLATEAUのデータは横方向=X 縦方向=Z 奥行=Y
TouchDesignerは 横方向=X 縦方向=Y 奥行=Z
方向が違うので、国土地理院で得た数値もそれに合わせて変えて入力する必要があります。
この問題は様々な3Dソフトで発生する問題なので、合わせて一番簡単な方法を模索したいと思います。

最後に、黙々会での様子を写真で紹介♪


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