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TouchDesigner本領発揮?

2022年8月3日(水)〜5日(金)まで行われていた、
株式会社レイ イベント事業本部「Ray OPEN TEC 2022」にお邪魔してきました。

株式会社レイは、1981年に、レーザー光線によるショー演出を制作する会社として発足したそうです。
現在では、CMをはじめとする映像制作、イベントやプロモーションの制作、デジタルコンテンツ制作、DVDやブルーレイのパッケージ制作、映像編集スタジオ、映像機器レンタル等、広告を中心とした企業コミュニケーションからコンサート演出等のエンターテイメント分野に至るまで様々な分野の制作を行っているそうです。

今回、TouchDesignerの勉強会 黙々会を通じて、株式会社レイの石井さんと知り合い、Ray OPEN TEC 2022に参加させていただくことができました。
石井さんありがとうございます。

TouchDesigner本領発揮とは?
私の業務で最も使用しているTouchDesigner。
私の場合は、映像制作・映像演出・VR制作に主に使っていました。
しかし、海外では舞台演出に使用されている事も多くあります。

ドイツの「White Void」というスタジオが手掛けている Kinetic Lights

ワイヤーで吊るされたrightが、それぞれ制御されて様々な形に変化します。これは、TouchDesignerにより、様々なデバイスや、通信プロトコルとの連携が容易になることで実現できる技術です。

国内も、モーターやワイヤーを使った演出はあったのですが、照明機器や照明オペレーターさんが技術を完成させており、新たにTouchDesignerを使う人が参入しにくい状態だったように感じていました。

そんな歴史のある業界も変化がおきました。
それは、コロナが猛威をふるい、Facebookが社名をMetaに変更した頃です。
VR技術に注目が集まり、メタバースでのライブ演出が本格的に始まりました。それに伴い、VR演出が可能なゲーム制作ソフト、UE4unityが注目を集めました。

TouchDesignerはゲーム制作ソフトではありませんが、UE4やunityなどと信号のやり取りが可能ですし、現実世界の照明機材などとの信号も可能です。

コロナ禍の影響で、Web会議が当たり前となり、音楽ライブの配信の楽しみ方を知ってしまった、我々は以前の様なライブイベントだけでは満足できなくなり、メタバースの要素が不可欠になってきているように感じます。

Ray OPEN TEC 2022では、UE4とTouchdesignerを多用した新しいライブ演出を展示されていました。

こちらの写真はVRと配信とアバターと照明演出と実際の人が1つのステージに融合された演出です。

こちらは、PosiStageNetという信号を使い、光が台車を追いかけてくれます。常に、台車の上の人が煌びやかにライトアップされます。

株式会社レイさんは、この一年でTouchDesignerなどを積極的に取り入れて、新しいサービスの開発をされていたそうです。
元々、保有機材や機材ノウハウが沢山ある上に、環境に合わせて柔軟に変化される体制に強い魅力を感じました。
この環境で開発ができるのは本当に羨ましい♪

2025年には大阪万博が始まり、アニメをはじめとするコンテンツ制作が強い日本にとって、現実と仮想を融合するコンテンツ制作は強い武器になるのでは?と思っております。
そんな未来のワクワクを実感できる展示会でした。


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