ラストエリクサー症候群とクズ配牌問題(ベタオリ失敗問題)
私は自他共に認めるラストエリクサー症候群です。
それもかなり重篤な症状です。
念のためラストエリクサー症候群とは?
ゲームにおいて希少な消費アイテムを温存したまま使わずにクリアしてしまうプレイスタイルを指す俗語
要は貧乏性です。あとで困ったらどうしようと思うともったいなくて使えないのです。
趣味 温存
特技 温存
切り札を温存して使わないまま負けてしまうこともしばしばです。
というより私くらいになると、切り札が使われることはまずありません。
ラストエリクサーどころか、エリクサーもほぼ使った記憶がありません。なんならエーテルもポーションも、薬草も温存します。
ダンジョンでホイミを覚える前に薬草が尽きたら、詰む
(そんな気がして心配)
↓
念のため温存する。
↓
ホイミを覚える。
↓
薬草が残る。
あらゆるアイテムにこの法則が適用されます。
ギルやゴールドも例外ではありません。
「もしかなりの強敵が出てきた時に装備を整えるゴールドがないとまずいから念のため温存」
ここまでラストエリクサー症候群をこじらせると、ゲームの中だけには留まりません。
家にはいつかなくて困る時のために温存したまま何年も経過した靴下やシャツがいくつもあります。
あなたは食事の時に好きな物を先に食べますか?
最後に食べますか?
私は最後一択です。
温存です。
「最初に食べるのは本能。最後に残しておくのは文化」
と、失礼なことを言ったりします。
さてベタオリです。
ラストエリクサー症候群は、対リーチベタオリは得意です。
絶対安全牌をちゃんと温存して、あとで他家に危険になるかもしれない今通ったばかりの牌を合わせ打ちできちんと処理します。
このへんは問題ありません。安全牌の中からより安全な牌を温存し、比較的危険な牌を先に切るからです。
問題なのはクズ配牌をもらい「この局のあがりはなさそう」と思ったところに、他家から早い(しかも高いかも)仕掛けが入った時です。
対面のラス目の親が4巡目に赤入りで両面チーをしたとしましょう。
少なくとも5,800はありそうですし、12,000ということも。
相手がラス目であれば無理することもないですし、自分の手が重ければなおさらです。
というわけで早々にこの局は捨てる決断をしたとします。
問題はここからで、何を切っていくかです。
まだ聴牌は入っていないと見て先に油っこいところを処理しておこうと思うところですが、どこから安牌連打に切り替えるのか。
明らかに聴牌が入った気配がある時はいいですが、それがない時はどこから切り替えていいか悩みます。
いい具合に親の現物がたくさんあれば、迷ったら切り替えていっていいでしょう。だが安牌が潤沢とはいえない時はどうするか。
早めに安牌を切り出して、途中で手詰まりが怖い。
今ならまだ聴牌ではないかもしれない。
まだ安牌は温存でもいいのではないか。
温存!
温存!!
「温存しますか?」
「はい」or「はい」
こうしてとんでもなくぬるい牌を打つことになります。
だがこれは決して避けることはできません。
本能に訴えかける攻撃だからです。
わかっていても決して避けられない。
はじめの一歩の青木の「よそ見」なみの不可避度です。
なお上でわざわざ対面と断りましたが、下家の当面のライバルが相手の場合は、これは発動しません。安牌が尽きることを覚悟でもう1牌も鳴かせまいと絞りに入るので、温存モードに入らずに済むからです。
ただ鳴かせるだけ鳴かせて前に出させてあとは降りようと思っている時は、まだ張ってないかもしれないと思って、最後の打ち込みまでフォローしてあげちゃうことが起こりがちです。
好物を最後に食べるタイプの方はこじらせて私のようにならないようにご注意ください。
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