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インターンシップのポッドキャストはじめました

Podcastはじめました

NPO法人G-netの棚瀬規子さんと、私今永典秀でPodcastをはじめました。

「インターンシップ」を中心に若者のキャリア支援を目的として、お届けします。

と言いながら、社会人の方々や、インターンシップの受入企業、教育関係者の方などにも広く聞いてもらえれば嬉しく思っております。

Podcastの詳細
7月5日(金)より、毎週金曜日の早朝に配信しますー。

https://podcasters.spotify.com/pod/show/norinoriintern

ノリノリのインターンシップ大冒険

SpotifyAmazon MusicApple podcast、Listenなどで聞けます。
「ノリノリのインターンシップ大冒険」で検索ください。

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HP: https://imazemi.com/norinori/

お便り・メッセージ、特に若者の皆さんからのお便り、こんな話聞いてみたい、悩んでますといったご相談は、お気軽にこちらでお待ちしています。

Podcastに関するお便り・感想はこちらから
https://forms.gle/LGboFGd9EBBtLRMv6

なぜPodcastをはじめようと思ったのか?

 インターンシップは、日本では、知名度がだんだん上がって、今では、多くの人に一般的な用語として認知されるようになりました。
 最近では、就職活動をするほとんどの学生が、インターンシップに参加するというような形へと変化しております。これは20年前には考えられなかったような変化になっています。
 
   日本のインターンシップは、1997年の三省合意(文部科学省、経済産業省、厚生労働省(当時へ別名称))がきっかけとなり、政策的な後押しもあり、その後大学のキャリア教育の一環として、2000年代には広がりを見せていきました。
 2010年頃には、大学の中で単位化するプログラムとして一定の広がりができてきました。

 一方、大学で展開する中での課題も多く存在し(後日別途触れます)、5日程度から10日程度の短期間のインターンシップが中心になっています。これは、単位化する時間数の問題や、夏休みや春休みなどに実施する場合に、他の行事との兼ね合いなどもあり、この程度の期間で実施するのが現実的であったということだと思われます。

 また、長期のインターンシップ(1ヶ月以上とします)は、教育効果が高いと言われていますが、実施するのがなかなか困難な状況で、今でも参加者数は、いろんなデータがあり実態がわかりにくいところでもありますが、全体の1%以下ではないかと言われております。

 G-netをはじめとしたチャレンジ・コミュニティ・プロジェクトは、20年以上にわたって、「長期実践型インターンシップ」を実施してきました。
(詳細は、「長期実践型インターンシップ入門」(ミネルヴァ書房)や、出版記念イベントの記事チャレンジ・コミュニティ・プロジェクトの記事などご覧ください)

 また、私自身も名古屋産業大学で、「長期インターンシップ」を必修科目とした専門職大学の制度を活用した新たな学科(経営専門職学科)を立ち上げて、大学の教育プログラムの一つとして長期インターンシップに取り組んでいます。

 このような経験と、私自身が多くの長期実践型インターンシップに参加した学生たちをみてきて、この経験を大学時代に(今では高校時代に積む人も出てきています)、早い段階ですることは、その後人生に有益であるとともに、長期実践型インターンシップは受入企業にもメリットが得られることから、Win-WInな関係であり、これを広めていくことが重要であると考えております。

 しかし、これも全国の大学生の数や企業の数と比べればほんのわずかであり、多くの人に知ってもらうことが重要であると考え、気軽に聞いてもらって、イメージが湧いて、多くの人が「インターンシップにも色々あって、その中で長期ってやっぱり大事だな!」って思ってもらえるようにするために、Podcastをはじめました。

Podcastの初回はどんな話をしていたのか?

自己紹介とインターンシップの概要

NPO法人G-netの簡単な紹介と、棚瀬規子さんの自己紹介

G-netは岐阜市を拠点に、 東海地域を中心として地域の企業や団体、行政などに、実践型のインターンシップのコーディネーターとして活動する団体です。
最近では、20年来のインターンシップの伴走支援の経験を生かして、 社会人のインターンシップ・兼業副業(ふるさと兼業)、中小企業の採用・人材育成(ミギウデ採用)、地域の人事部活動、オンライン環境での学生支援(つながるキャンパス)、地域の魅力的な企業や人を紹介(東海ヒトシゴト図鑑)や、大学との連携・大学設立プロジェクトへの関与など、いろんな形の伴走支援の活動などにも力を入れている。
「地域中小企業の経営革新」を目的にしながら、 地域で活躍する企業や社会人、多様な人材の方たちをつなげて伴走するというような、 そんなお仕事をしています。
 棚瀬さん自身はG-netに転職後、10年以上のコーディネーター経験を有するベテランのインターンシップのコーディネーターです。

・今永の自己紹介
今永典秀のキャリアについては、こちらのnoteご参照。

 今永典秀は、名古屋産業大学で准教授をしながら、2026年4月に開学予定の Co-Innovation University(CoIU)大学で、ボンディングシップアドバイザー を任命されている。 「社会から求められる人材になれる「ボンディングシップ」~CoIU(仮称)ボンディングシップ・アドバイザー 今永典秀」note参照

<学生時代の話やきっかけを喋る>
大学卒業後、大手の銀行ートヨタグループの不動産会社で働いているが、その中で、ボランティアで学生と社会人の座談会を行っていた。(NAGOYA✖️FOREVERという活動)
そもそもは、学生時代の後半に就職活動の支援(名古屋大学就活サポーターの代表など)をおこなっており、その時の思い出や仲間などが地域にたくさん残っていて、その人たちと一緒に何かできないかと話をしたことがきっかけであった。

→それがご縁でG-netとの出会いがあり、長期実践型インターンシップに参加していた学生が、NAGOYA✖️FOREVERにも参加してくれたり、一緒に活動する機会もあり、インターンシップに参加した子達ってのは素晴らしいと思うようになった。

その後、自分自身は趣味でやっていた活動であったが、大学から声をかけていただき、岐阜大学で次世代地域リーダー育成プログラム(産業リーダーコース)というものに関わることができた。その際に、インターンシップを中心とした教育プログラムを作成し、展開するようになった。

長期実践型インターンシップとは
G-netのホンキ系インターンシップとは?

特徴は「長期実践型インターンシップ」で、コーディネーターの存在にある。

定義:長期実践型インターンシップは、「一ヶ月以上の長期間で、専属のコーディネーターが学生と企業双方に、事前・インターンシップの実施中・事後にわたって、伴走支援を行うことで、企業の事業価値を高めながら学生の教育効果の実現を両立するインターンシップ」

今永典秀(2024)『長期実践型インターンシップ入門』ミネルヴァ書房

コーディネーターの役割

「企業に対しては、事前のプロジェクト設計、参加者と面談、事前研修を通したマインドセット、プロジェクトのフォロー、事後の振り返り会などを実施する。学生に対しては、事前の面談、事前学習、体験学習プログラムの実施・伴走支援、事後の振り返りと今後のアクションプランの設計などを実施する」

(今永・棚瀬・南田2022)

船橋の事例
長期実践型インターンシップの事例として、これまでに20名弱の長期実践型インターンシップを受け入れてきた株式会社船橋の事例について、その際に実践していた学生のエピソードをもとに、簡単に紹介。
当時の参加学生が、自らの実践活動をまとめた論文はこちら
今永典秀・鳥本真生(2021)「中小企業の長期実践型インターンシップにおけるコーディネーターの存在価値─地域中小企業・コーディネーター・学生の3者の視点からの調査分析─」ノンプロフィットレビュー21,57-70

→地域中小企業におけるコーディネーターが関与する事例と、どのような成果が生まれたかについての詳細記述が盛り込まれている貴重な論文です。


次回以降

「アルバイトとインターンシップの違いは?」
「実際にインターンシップにさなしたOBのゲストを招いて、インターンシップの特徴の理解」
「受入企業やコーディネーターをゲストに招いた内容」
「リスナーからのお手紙への回答・やり取り」
「インターンシップの事前に大事なことは?」
「実施中のあれこれ」
「インターンシップの良さ、注意点・・・・」
などなど、いろんなエピソードを展開していく予定です。

これさえ聞けば、インターンシップの情報が近くになくても、インターンシップのことがよくわかる。あるいは、インターンシップに参加しててもしてなくても、将来社会で働くために、その前段階で何が大事かを理解することができる。そんな情報をお届けしていきたいと思っております。

また、受入企業の方々にとっても貴重な情報になるような内容をお届けしたいと思います。

大学関係者の人は、そのままPodcast授業で流したり学生に紹介してもらえたら、喜びます(報告義務はありませんが、一言コメントもらえると嬉しいです。お会いした時すぐにご挨拶に伺います)(笑)



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