引っ越し in Boston ~退去勧告から家探し~

お久しぶりです
いまいです。

現地雇用が始まった2023年ですが、気づけば7月でもう1年の半分が終わり、ボストンにも暑い夏がやってきました。
夏は様々なイベントも催されるため、気温の上がりとともに街のにぎわいも増す一方です。納得のいくポジティブなデータは一向に出ませんが、ビール🍺がうまい。…なので良し!!

さて、いまいは引っ越しを行い、7月から新しい部屋での生活となりました。
今回はこの引っ越しで経験したことについて書いていこうと思います。

ボストンの部屋事情など

ぼくは、ボストン市内の治安が良く駅やスーパーやラボへのアクセスのよいコンドミニアムのStudioにヨッメとともに2022年7月中旬より住んでました。
ボストン市内及びその近郊は家賃が高いことで有名で、築年数やコンシェルジュの有無、駅へのアクセスで変動はしますが、ざっくりと以下のような金額です。

シェアハウス$800~1,200 (水道ガス電気ネットなど全部込み)
Studio (俗にいうワンルーム):$1,500~2,500 (ガスや水が一部含まれる、ネットや電気は別が基本)
1 bedroom (2部屋):$2,500~

エイブルによるボストン近郊の家賃相場のまとめも貼っておきます。

部屋を探すには、Apartments.com、、Affordable housingエイブル、ボストン掲示板、Craigslistなどがオンラインで使える便利なサイトです。
また、住んでる建物の掲示板にも『新入居者募集中!お値段は$○○! 電話してね! Tell番 619-○○…』などもあります。
*以前住んでたシェアハウスはCraigslistで、その次に短期で3か月住んでた家具付きの部屋はApartment.comで見つけました。

部屋の契約は短いと1月単位、長くても1~2年の場合が多く、多くの方が1年たっての賃上げに頭を悩ませます。契約更新の2~3か月前に通知されることが多いですが、上がる時は$100~300くらい上がるのもよくあることらしいです。賃上げはオーナーの裁量なのでほんと悩ましいですねぇ…

ぼくとヨッメも『いくら上がるんだろうね…$300以上の賃上げだったら引っ越しも考えないとね…』と不安でした。
しかしながら、僕らの不安とは裏腹に、契約更新の2月前にメールで『君らはきれいに使ってくれてるし、支払いも遅れないいいテナント(借り手)だから、賃上げはしないよ!また住みたかったらそのまま住んでね!今度契約書送るわ!春のボストンは桜がきれいよ!』との知らせが来て、ホッと胸をなでおろしたのでした。小躍りしましたね(笑)

6月に退去のメールを受け取る

安心しきっていたぼくら夫妻に、その日は突然訪れました。
5月某日、英会話中のぼくにヨッメが神妙な顔で突然話しかけました。

『オーナーが1か月後の6月中旬までに部屋を出てげってさ!!』

一瞬何を言ってるかわからなかったのですが、そうです。言葉通りに部屋を出ていくことになりました。引っ越しです。以前のメールはなんだったのか??いまいは非常に混乱しました。

メールを読んでみると詳細が書かれており、要約すると

・オーナーが今の部屋をオーナーとして維持できなくなった=売った
・新しい買い手が見つかり、新オーナー爆誕
・新オーナーはこの部屋をたいそう気に入り、息子に住まわせることを決意
・今ある家具や皿やアイテムは全ていらないから、全部撤去して6月中旬には完全退去すること
・期間の延長は認められない、絶対に6月中旬にはグッバイ

とのことでした。
とても急で、住んでる身としてはめちゃくちゃ困る要求、もとい確定事項でしたが、旧オーナーとの契約は書類上5/31までであり、上記のことは何ら問題ないものでした。

どおりで最近、内覧に来る人が多いし、オーナーも契約更新の書類送ってこないわけだわ!っと納得しました。(旧オーナーはめっちゃSorryを伝えてきました)
*こちらの部屋はやたらと内覧が来ます。仲介業者から『明日、部屋見たいって人いたからよろしくね!』っとかめっちゃ来ます。

非常に困ったものですが、交渉もくそもないので部屋を探すことになりました。旧オーナーの恩情で契約が切れている6月中は家賃はゼロで、デポジットも全額返金してくれたのは幸いでした。

部屋を探す

退去勧告日からは、日中はヨッメに候補を探してもらい、夜に二人で確認、そして、良さそうなところがあったらひたすら申し込みして内覧できるかの交渉する、といった毎日でした。

サイトで調べて、いくつかのStudioや1bedroomを内覧し契約のアプライしてみました。なかなか返信も来ず、アプライしても音沙汰なしでした。これは割とフツーのようです。数打たないと無理ですね。ボストンは人気です。
結果としては、住んでたコンドミニアムの掲示板にあった張り紙の電話番号にTextし、内覧させてもらったとこに決定しました。(Studioです)
オーナーが日本人のことが好きで、日本にも何度か行ったことがあり、ついでにぼくの勤め先のMGHのこともよく知っていることから信頼できるとのことでした。

部屋を応募する際に、仲介業者(日本人の方)に言われたのが

・クレジットスコアは800以上ほしい
・銀行での残高証明は多ければ多いほどいい、日本のやつも入れた方がいい
・契約申込書は2重で出すとセキュリティーデポジットの返金がされないことがある
・スピード勝負

などでした。今後はクレジットカードとかいっぱい作ってスコアを上げようと思います。当時はカード3枚でスコアは750くらいでした。(スコア低いですねーって言われてショックでした 笑)

引っ越しとAirbnbでの一時滞在

さて、住居は無事決まりました。
しかし、入居日は7/1で退去日は6月中旬。

そうです、2週間ほどのギャップがあったのです。
しかたないのでAirbnbで仮宿をとることになりました。

調べてみると、ボストン周りは高い、、、、仕方なくハーバードより北、レッドラインの終点駅よりも北のArlingtonに滞在することに。しかも、連続した宿が取れなかったので、2か所に移動することになりました。

ボストンと比べると田舎に感じましたが、非常に住みやすいいいところだったと思います。
(ラボに行くのに便が悪かったので、公共自転車のBlue Bikeで毎日30分かけて10km通ったのもいい思い出です)
以下のお店は美味しかったです。

夜中までやってるアイス屋:The Scoop N Scootery
テイクアウトで結構量が多い中華屋:Number 1 Taste Chinese Food Arlington
ドーナツを売りにしてるDiner:Donut Villa
いい感じのメキシカン:La Victoria Taqueria

引っ越し自体は、こちらで知り合った日本人の方々と引っ越し先の部屋のオーナーの助けもあり、引っ越し業者に頼んだりすることもなく、無事問題なく終えられたので良かったです。
(Twitterで知り合った先生には本当に助けられました。ベットとか運ぶの手伝ってくれて本当に感謝です)

7/1の入居に関しては、驚くことにオーナーがすべてを事前に設置してくれており、こちらも感謝の極みでした。

今回の出来事でかかった費用としては

・退去Fee $250
・入居Fee $250
・荷物の運搬と保管 $200
・Airbnb 2週間 $1,500
・移動や諸経費 少々

と一月分の家賃と比べてもそんなに、という感じでした。

まとめ

とりあえず、今回の件で引っ越しに関して多少知見を得れたと思います。
契約に関しては、オーナー次第なところがあるので部屋探しは常にしておいた方がいいかもしれません。
結果としては、同じコンドミニアムの下の階に引っ越すということになり、退去と入居のFeeを払ったのが解せません(笑)

引っ越しをすると、電気・ネット・銀行・ラボでの書類・マサチューセッツへの届け出・保険・郵便・各種サイトの住所・日本の銀行の海外用の書類の住所…etcと変更しなければならないのが厄介です。

余談ですが、アメリカに住む人々は生涯で平均11.7回ほど引っ越しを行うようです。こちらに来て3年で3回経験したので、11.7回が多いか少ないかは難しいですね。

この建物自体は僕もヨッメも気に入っており、オーナー夫妻もとても親身なので、できれば来年以降も住みたいところです。
オーナーから『この部屋はめっちゃ気に入ってるから、マジできれいに使ってね!床を傷つけたくないから家具追加したいときは絶対連絡してね!頼むよ!』っと毎回言われるので、気を付けていきたいです。
賃上げなく契約更新できることを祈るばかり!


長くなりましたが、引っ越し備忘録はこれで終わりです。
最後に部屋からの眺めを載せておきます。

Charles Riverが見える!!

もしなにか引っ越しのことや住居のことで質問やご相談がある場合はお気軽にどうぞ。

では!
(^▽^)ノシ


エアコンが壊れて、くそあっちぃ…(気温は28度だけど)
オーナーが複数回直しに来てくれてるが、たびたび止まるの草🌱

研究生活の糧にさせていただきます。