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2日お休みです

お休みされるのは、靴。

夫は仕事用の靴として5足の紳士靴を所有している。
平日の5日間、日替わりで履くためだ。
下駄箱の置き場、並び順、曜日に沿って決まっている。さらに靴には分かりやすいよう曜日の印をつけてある。
なんとまぁ、下駄箱の扉を開けると、お靴さまご鎮座ましまし、お出ましである。

そのお靴さま、お手入れはいつの日からか私の仕事に。専用ブラシにクリーム、色クリームに拭き上げ布、防水スプレーと取り揃えてある。

靴底は皮なんてものもあり、減りが早い!消耗が激しいため、リペアに出す。この判断も私だ(なんで?)

春のお手入れを終え、靴底チェックをしたら、2足片減りが見つかった。これはいかんと近所のリペアショップへ持って行く。
修理は急がないと希望したら一週間ほどかかることに。

通常5足で稼働していたお靴さまが2足減り、3足になったことで、日替りに異変が生じる。
そこで夫から3足のお靴さまにお休みが宣言が出された。
「2日間お休みさせましょう」と夫。

1日履いたら、2日間のお休みなんですと。

ははぁ。
承りましてごさいますと声には出さないが首を縦に数回振る私。

当たり前に承っていたが、これって1人でやればいいじゃん!と思い、心の声だだ漏れて、後ろで舌打ちしたら「これこれ」とツッコミを入れられた。

お靴さま愛が溢れているのは、いい。
一連の儀式、必要かね?
付き合いが長くなり、通常会話と思っていたが、うーんなんかなぁ。と感じてしまった。

紳士の身だしなみには、妻の支えがあることをご理解いだだけると嬉しいのだが(笑)

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