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なんでも屋

我が家のなんでも屋は夫。

日々使っている家電や住宅設備など、調子が悪くなったり、壊れたりすると、まずは夫に相談する。大体は解決してくれるから頼もしい。

今回は洗濯乾燥機の自動で柔軟剤を投入するポンプの詰まりだ。エラーメッセージが出て、柔軟剤が投入されずにいる。
お掃除機能に従って、柔軟剤を抜き、お湯で洗うを試してみたが、効果なし。

夫に頼むと、洗濯乾燥機の解体から始まった。
※専門業者にお願いするのが正しいです※

部品点数も多い、洗濯乾燥機。
当然ネジも多いし、その種類も多い。
手際良くバラす様子を見て、質問してみた。
私「ネジを全部一緒にしちゃって大丈夫?」

夫「まぁ大体構造や使われているネジを覚えているから大丈夫」

凄ー。
我が夫ながら尊敬してしまう。
バラす前の写真を撮っておいたり、使われているネジを場所毎に印を付けなくても元通りに復元できるなんて。
何にもできない私からしたらミラクルすぎる。

そして、全電気工事や家電一般製品の修理の皆さんをリスペクトです‼︎

家電製品って、メカ(機械構造部分)とデジタル(電子基板構造部分)に分かれていて、中を開けて見てみると、本当に複雑で。
配線、基板、モータ、水周りだとホースやダクトがはっていたり…それはもう分からない素人からすると密林のジャングル状態。
分け入っても分け入っても、辿りつけない。

話を戻そう。

そんな複雑怪奇な箱の中をバラす、戻す作業って、どんなことを学んだらできるようになるのだろう。

夫は機械設計師、いわゆるエンジニアだ。
子どもの頃は、電気・家電修理工の父の背中を見て、何でもバラして戻す子どもだったらしい。バイクも地金屋で部品を安く仕入れ、自分で組み立てたものに乗っていたそうだ。数学も得意。絵もいける。
空間認識能力や構造科学などを『好き』をキッカケに学んで行ったのかも…しれない。

さて、洗濯乾燥機の柔軟剤自動投入は直りました。が、ネジが一本残っている。

私「コレって」

夫「昔は全部記憶してて、ミスが無かったんだけどな。一本どこか締め忘れてるわ、ははは」

えええー!

たくさん褒めてたかったけれど何というオチ。
かくして我が家の洗濯乾燥機は通常運転してますが、またきっといつか、故障しちゃうかも。

頼むよ、我が家のなんでも屋さん。

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