破れ案件
夫のスラックス、お尻のところが破けた。
パッカーンと割れ目で裂けている。
最初、私に、
「オ◯ラしたらさぁ、ピリッと破けた」
と言った。
そんな、バカな。
「しゃがんだらさぁ、ピリッと」
こちらが正解だろう。
十数年履いているこちらのスラックス、生地が薄くなり、残念だがお役目御免だ。お疲れ様でした。
ズボンのお尻が破けるで思い出した。
夫の同僚のKさんは小学生時代、健康優良児だった。しっかりした体つきの彼は、ジャングルジムで遊ぶ際、脚を大きく広げると、よく短パンのお尻がピリッと破けることがあったそうだ。
元気な子どもらしい、ちょっと微笑ましい逸話だが、マンガのような話だと、聞いた当時は思った。それが我が家でも起こるとは。
夫、冗談が過ぎて、このまま会社に行き、破れているお尻をジロジロ見てくる人に、
「何、見てんのよー」とツッコミを入れようかと言い出した。
それは絶対に辞めてください!
このご時世、気づいていても誰もツッコミは入れないだろう。いや、入れられないだろう…
気づいてしまった皆さんのモヤモヤを増やすだけだ。
楽しく妄想するだけにしておいてください。
一応、節度ある大人なので、ちゃんと着替えて出掛けてくれた。
それにしても。
破れたのが出勤前で本当に良かった。
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