見出し画像

なんかいやだ

「なんかいやだ」と息子が言った。

久しぶりの部活動(長い時間バージョン)再開で疲れたのか。はたまた、何かあったのか。

元々、言葉数の少ない息子。中学2年というお年頃もあり、母親と仲良く話す話題も見つからない毎日だ。
でも、気になって今日はいっちょ突っ込んでみますかと、様子を見ながら聞いてみた。

「何がいやなの」
「…まぁちょっとね、試合がね。」と話出してくれた。
息子の話だと、今週末の大会があることがストレスだと。さらに試合は緊張する、これがストレス。自身は全然上手くないからと。ペアを組んでいる相手もいるから負けたら…と。

そうか、そうか、なるほどね。
緊張からくるストレス。
練習不足からくる身体的、能力的ストレス。
人間関係からくるストレス。
そして分かりやすく疲れた疲労のストレス。
複合型ですね。

私、まずは今日は久しぶりで長い時間練習したことを労った。
そこで。
私なりに可視化した彼のストレスを説明した。
「みんな、誰もが起こることで感じることだから。正体を知れば怖くない。まずはいやだ、緊張するを受け入れること。
否定しない。失敗したって死なないし。
ペアの方にも『私は全力で頑張る。けどまだまだ全然力不足で。だからお互い助けて合おう』なんてな感じで、正直に話してみれば。
それが出来る時だし、失敗を学ぶ場なんだよ。大丈夫。」

あんまり長くなると、鬱陶しがられる。
相手はタイパ重視の中2だ。
分かっていても、心配な気持ちが溢れ過ぎて、言葉が増え迷走してしまう。
応援しているが伝わればいいな(希望)

「あのさ。」私。
「うちの前の道からすく坂を降りたとこにある大きな家に白いワンちゃん🐶がいるよ。まだ赤ちゃんでさ。可愛いから通学の時に見てってよ。」
はい、話のネタ逸らしました。
だってさ、重苦し話より笑顔が見たいじゃん。

「はっ?うん」と息子。

たくさん悩んで大きくなってくれぃ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?