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Hey!Shiri

薄々気付いていた。
でも、ずっと見て見ぬふりをしていた。

尻が痛い。

座っていたり、寝ていたりすると平気なのだが、立っていると尻の筋肉が痛い。尻が痛いどころか、腰から足先までしびれる。
(この症状って坐骨神経痛なんだね、あとで知ったよ)

今朝ついに3分立っていられないほどの痛みとなり、日曜診察OKの整骨院に駆け込んだ。問診の段階ですぐ「きっと腰から足にかけての筋肉が凝っているんでしょうね」とのこと。

やたらと「ほかのマッサージ屋さんや整骨院に行っていますか?」と聞かれ、「学生の頃以来一度も…」と答える。あれ?サラリーマン界では、そんなにマッサージをすることが一般的な世の中なのかい?

そして言われるがまま、施術スタート。
顔を入れる部分だけ穴が開いたベッドにうつ伏せに。

コロナ対策なのか何なのか、その穴には紙がかぶせられていて、さらにマスク。痛みと闘いながら徒歩で到着したすぐだったので、ただでさえ顔が熱いところに、ダブルの紙。

暑い。頭から首筋に汗が流れるのを感じる。

「やばいなー、汗かき始めたら止まらないんだよな…」と焦っていると、扇風機の風が。おそらく空気の循環用に回しているものを当ててくれている…なんかごめんなさい。
(ちなみに終了後、紙が汗で顔に貼りつき、ボロボロになっていた)

そんなことを真剣に考えているのは、痛みから意識をそらすため。

腰と足は痛気持ちいいくらい。
でも、尻が痛い。軽く押されるだけで尻が痛い。
「…クッ…」と声にならない声を出しながら痛みに耐える。

施術してくださった先生曰く…簡単に言うと、尻の筋肉である大臀筋が凝り固まって、神経に悪さをしているらしい。施術で表面的な凝りは取り除けたが、深い部分までまだまだ凝っているので、しばらく通った方がいいと。

そして、一緒に背中と肩も施術してもらったのだが、苦笑いで言われたのは「体中パンッパンですよ!」
美容師さんに「凝ってますね~」とは毎回言われるけど、マッサージのプロに苦笑いされるレベルだとは…というか、さっきマッサージを受けた経験がないか念押しされていたのは、体に触れる前から「こいつめっちゃ凝ってるぞ」とバレていたのだろうか?

その後なんやかんや施術して、最後に電気治療。電極はもちろん腰と尻へ。

当たり前だが、大臀筋が…尻がピリピリする。
電気が流れるリズムでピクピク動く尻への違和感…

お会計を済ませ、まぁ楽にはなったかなと思いながら帰宅。
「足腰は温めるのが大事なので、お湯を貯めてお風呂に入ってください」と言われたので、温泉に行ってきた。

以前から自分で自分の尻を触ると、筋肉が固いとは思っていたが…歩くのが好きだから筋肉が発達しているのだろうと信じ込んでいた。まさか、ただ単に凝っていたからだったなんて…ごめんよ、My尻。というか、全身しっかりと解してもらうよ…
体中凝っているのがデフォルトなので、どれだけ体が楽になるのか…一周回って恐怖を感じる。全身が軽いという、その快楽を本当に覚えていいのか…(いやまぁそれが本来あるべき姿なのだが)

そういえばこの大臀筋の凝りがすべて解されたら、お尻の触り心地は変わるのだろうか?今の状態の揉み心地を覚えておいて、しっかり比べなければ。まぁ、柔らかくなったところで、別に何もないけれど。

…この文章で何が伝えたかったか。「尻」という単語をいっぱい使いたかっただけ。