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狂人の手順

タイトルが急すぎますね。
でもいつか文字にしておかなきゃなと思っていたので思い出した今日、文字にします。

わたくしこと、いますはねこですが、
専門的にお芝居を学び、劇団に所属していたことがあるようです。
お芝居できないと死ぬ!とのたうち回っていた日々もありましたが、
なんとかTRPGという娯楽で自分を騙してその畑を離れることになりました。

その話はまぁ置いておいて。
一番よく遊ぶシステムはCoCTRPG(クトゥルフ神話TRPG)で、
テキストセッションもボイスセッションも楽しく遊んでいます。
身内向けの記事なのでCoCの説明に関してなどは省略しますね。

つまり、狂人のRPについて演劇からの学びをメモしておこうと思ったわけです。

通常、台詞に対してフレージングを設定するとしても、
文脈やシーン理解ができていれば厳密に組み立てる必要性はやや低く、それこそ相手次第なシーンでは厳密に組み立てることが足枷になることもあります。
(フレージング法に類することを話していますが、時と場合ですよね、演劇技法って)(この辺りの話をすると戦争になるのでやめておきましょう)

※上の文章は、どんな気持ちでどんな意味で話すのか、を台詞全部に決めておくのって芝居がかりすぎることもあるよねという意味です。

ところが狂人のRP、SAN0のRP、それらは全てを決めておいた方がやや実際的であるということです。
SAN値が0、日常からかけ離れてしまった人の見えているもの、考えているもの、それらは日常を過ごす人とは違うはずなので、だから狂人とうつるのですから。
そうはならないフレージングを設定しておくべきで、それが守られるほど、その場にそぐわないほど、おそらく"それらしくなる"ということです。
その場の気分で言葉尻をあげる、さげる、なんてのも、その場の気分がわかる人にしかできないことなので、そうでないものをあらかじめ定めておくことの方がよほど不自然で、仰々しくとも不理解・無秩序・不気味とうつるのではないかなぁと。

これは、シェイクスピア悲劇のひとつ、「リア王」のお稽古から学んだことでした。
セッションの最後を盛り上げるSAN0黒幕の登場シーン、
無秩序を念入りに"用意"してみるとよりスパイスがきくかも?

んー
またあしたねぇ!

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