最後に〇〇を鳴らすだけ!Fリディアンの裏ワザ教えます(1f~9f)
コピーだけじゃもったいない!4週間でこの動画のような短いソロを確実に”自作”できるようになります!
最後の音を〇〇にしてみるだけ!
Cメジャー・スケールやモード理論を覚えたのでカッコよくギターソロを弾きたい!でも「Cで始まりCで終わるようなフレーズばかり弾いてしまう」「モードを駆使してもいまいちフレーズっぽくならない」と悩んでいませんか?
Cメジャー・スケールでソロを弾く場合、ダイアトニック・コードのどれかをイメージしてアルペジオを弾いたり、モードを意識することでフレーズにまとまり感が出ます。
今回の講座はCダイアトニック第4番目のコードであるFMaj7(サブドミナントIV▲7)アルペジオを軸に、Cメジャー・スケール第4番目のモードであるFリディアンを弾きます。
そして、ほとんどの人が教えてくれない「最後に鳴らす音を〇〇〇のどれかにするだけで即戦力フレーズが弾ける」など裏技メソッドも特別にお教えします!
Fリディアンの音並びはCメジャー・スケールと全く同じながらも、サブドミナント特有のメロディアスな部分を最大限まで引き出すことが可能になり、またJ-POPに登場するようなキャッチーなソロ作りにも100%欠かせない知識でもあります。ぜひ最後まで読んで、Fリディアンを自由に使いこなしてください!
🔸対象レベル:ロック中級以上
🔸難易度:★★★☆☆
🔸練習目安:1日あたり15分、2〜4週間
もし分からない、うまく弾けない箇所でお困りの場合はお気軽にInstagramのDM📩からお問い合わせください☺️どんな内容でも親切、丁寧に回答いたします❣️
🔸第1週🔸1f〜9fに存在するCメジャー・スケールのポジションを把握しよう
なにはともあれコレが基本!Fリディアンのことを考える前に、基本となるCメジャー・スケールとしての指板域が見えるよう準備しましょう。
*すでに弾ける方は飛ばしてください。
*ポジション認識が不安な方は1日で覚えようとせず1日15分x3日継続を目標にしてください。
🔸第2週🔸FMaj7コード・トーンだけを選んで弾く「アルペジオ」と「Fリディアンの度数」を覚えよう
*すでに弾ける方は飛ばしてください。
*ポジション認識が不安な方は1日で覚えようとせず1日15分x3日継続を目標にしてください。
🔸第3週🔸Fリディアンの実践フレーズを構築
「音楽は芸術なのでテンプレはふさわしくない」という観点であまり語られませんが、確かに存在する「Fリディアンの”セオリー”」を使って実践フレーズを構築します。
🔸第4週🔸自分のソロが「カッコ悪い」と感じたら
自分が弾いたアドリブフレーズを録音してみると「こんなはずじゃなかった😭」みたいに感じること、ありますよね。具体的にどうすれば回避できるのか、しっかり言語化していきましょう。
それでは、スタートです!
(目次をクリックでジャンプします)
🔸第1週🔸1f〜9fに存在するCメジャー・スケールのポジションを把握しよう
【基本ポジションを覚える】
最初にCメジャー・スケールとしてのポジションを把握しましょう。
「1f~9fまで」と広く考えず、必ず【①1f~5f】【②5f~9f】の2つのポジションに小分けして考えてください。また、①と②はそれぞれ演奏性が異なります。特徴の異なる2個のポジション独立して練習し、それらを連結させることで指板域を死角なくスムーズに演奏できるようになります。
【①1f~5f】
僕の教材「ロック中級以上のためのCメジャー・スケール」の一部を抜粋しました。
「2fから始まるポジション」「人差し指がストレッチ」を意識すると弾きやすいでしょう。
開始音は1fに存在しますが、かといって1fから始まるポジションをホームにしてしまうと安定した演奏が困難となります。「小指は常に5f上で空中待機」のようなイメージで弾きます。
*動画ではFMaj7コードを鳴らしながら弾いています。
【②5f~9f】
「5fから始まるポジション」「小指がストレッチ」を意識すると弾きやすいでしょう。「人差し指は常に5f付近で待機」のようなイメージで弾きます。
*動画ではFMaj7コードを鳴らしながら弾いています。
【3NPS】
こちらも僕の教材「ロック中級以上のためのCメジャー・スケール」の一部を抜粋したものです☺️弦1本あたり3個の音を使う規則でスケールを弾くことを「スリー・ノート・パー・ストリング(3NPS)」といいます。
今回学習した①②をミックスしたポジションともいえますね。
3NPSは広い指板域を使って、ワイドレンジなソロを弾きやすいメリットがあります。
デメリットとしては1・2弦の1・2fあたりと、3〜6弦の5・7fあたりに死角ができてしまうことです。
スケールを学習する際は①②のような「ポジション」と、この「3NPS」の2つの概念を知ることで、死角なく指板域の実音を把握できるようになります。
【実践フレーズ化してみよう!】
動画の「良い基礎練の例」は3NPSのポジションをほぼ順番どおり上下しただけですが、休符を含むリズムとアーティキュレーションを工夫することにより、基礎練でありながらそのまま実践でも使えるようにしてあります。あなたもぜひ、自分だけのカスタマイズ・フレーズを作りましょう!
🔸第2週🔸FMaj7コード・トーンだけを選んで弾く「アルペジオ」とFリディアンの度数を覚えよう
FMaj7 アルペジオだからといって「Fで始まってFで終わる」という覚え方はNGです。ポジション内に存在するコード・トーンを、6本の弦すべて使って弾けるようにします。
【①1f~5f】
6弦ルートのFフォームを想定すると覚えやすいでしょう。
第1週で学習した運指方法をそのまま使うことができないため、自分なりに工夫して弾く必要があります。運指に指定はありませんが、テキストのような運指型を推奨します。
速く弾くことを目的とせず「実音」「度数」両方で指板を見るよう丁寧にゆっくり練習してください。
【②5f~9f】
5弦ルートのFフォーム(Cタイプ)を想定すると覚えやすいでしょう。
第1週で学習した運指方法をそのまま使うことができないため、自分なりに工夫して弾く必要があります。運指に指定はありませんが、テキストのように、5fの担当を人差し指に固定し、9fは小指をストレッチさせると安定して弾くことができます。
速く弾くことを目的とせず「実音」「度数」両方で指板を見るよう丁寧にゆっくり練習してください。
【Fリディアンとは】
Cメジャー・スケールを、第4番目の音Fから開始したスケール(モード)が「Fリディアン」で、構成音はR,9,▲3,♯11,5,13,▲7です。
同じメジャー系モードであるアイオニアンと比較すると、リディアンは「11thを半音上げて♯11thに変化させた」という特徴を持ちます。
この♯11thのように、アイオニアンと異なる音のことを「キャラクタリスティック・ノート」と呼びます。複数のスケールを覚えたり、その名のとおり特徴を整理したりするときに非常に便利な考え方です。ぜひ覚えておきましょう。
これらを踏まえて、リディアンを指板上で考えるときは図のようにIVMaj7のコード・トーンを中心に、テンション9,♯11,13thがどう配置されているかを意識します。
【実践】1f~9fを駆け巡るワイド・アルペジオ
①②を接続して指板を広く使うワイド・アルペジオです。キャラクタリスティック・ノートである♯11を強調しました。
🔸第3週🔸Fリディアンの実践フレーズを構築
さあ、いよいよカッコいい実践フレーズの構築に挑戦です!キーCにおけるギターソロでは「C(ルート)を多用するのはカッコ悪い」とされています(良し悪しは個人の好みでご判断ください)。カッコよく弾くための具体的なアイデアを紹介します。
【Fリディアンの”セオリー”を知る】
決してルールというふうに考えて欲しくないのですが、カッコよく(ここではジャズやフュージョンのようなスタイルを指す)弾くためのセオリーはある程度確立されています。
①FMaj7(♯11)コード・トーンを意識
たとえば、FMaj7コード上で弾くことを想定するならキャラクタリスティック・ノートである♯11thを強調します。これが典型的な「リディアンっぽい」手法とされています。
②トニック・コード上でFは避ける
Cダイアトニック・コード7個のうち、スケール第4番目の音であるFを含まないものを「トニック」と呼びます(CMaj7,Em7,Am7)。トニック上でFを鳴らすとアヴォイド・ノートを形成するため、音価や配置には気をつけます。
③そもそもFを避ける
任意のスケールを弾く際に「ルート音を多用するのはカッコ悪い」とされています。(良し悪しは個人の好みでご判断ください)。そのため、Fリディアンを意識して弾く場合は、あまりルート音Fを強調しないほうがスマートな印象になります。
④▲3,♯11,▲7thは万能
この記事の冒頭にあった〇〇〇はこのことです。Fリディアンでソロを弾く時「Fで始まりFで終わる」ような単純な考え方はNGです。単純さを回避する手段として、フレーズの最後の音を▲3,♯11,▲7thのどれかにすると上級者っぽく感じるというセオリーがあります。
*楽譜の度数はすべてFリディアンを基準にしたものです
*楽譜テキスト内にはあえてポイント解説など書き込んでいません。自分なりに分析してみたり、さらにカッコよくカスタマイズしたりしてみましょう。
*楽譜内に登場するフレーズはどれもキーCで使える汎用性の高いリックばかりです。キーCの他のコード進行上でも弾いてぜひ試してみてください。
🔸第4週🔸自分のソロが「カッコ悪い」と感じたら
【すべてを台無しにする譜割り】
今回の講座で学んだことを活かして、いざソロを弾いてみたものの・・・あれ、なんか参考動画のようにカッコよくならないぞ?と思った方、いらっしゃると思います。
ポジションも覚えたし、Fリディアンのセオリーも学んだし、なぜカッコよくならないのか・・・。原因は譜割りです。どんなに難しいスケールの音並びを覚えたとしても、工夫のない単調な譜割りはすべてを台無しにするのです。
「カッコいい」と感じる理由を説明するのは困難ですが「カッコ悪い」と感じる理由は必ず言語化できます。では、なぜこの動画の演奏がカッコ悪いと感じるのか理由を考えてみましょう。
◾️フレーズの開始位置がすべて拍アタマ
◾️16分のウラから弾き始めるようなリズムのアイデアがない
◾️休符がない
音使いは達者な印象ですが、いまいち上級者っぽく感じないのはリズムの意識が致命的に薄いからです。これを踏まえて、あらためて第3週のフレーズを復習してみましょう。カッコいいフレーズを作るにはいかにリズム、譜割が最終的なフレーズ決定権を持つかがはっきり認識できるハズです☺️
また、あなたならこの単調な譜割りを「どうアレンジしてカッコよくするのか」添削してみましょう。あなたにとっての「カッコいい」「カッコ悪い」を言語化できるようになると、アドリブは爆速で上達します🔥
【音楽の三大原理は「リズム」「メロディ」「ハーモニー」】
中級ギタリストの傾向として「何スケールを使うか(メロディ)」「〇コード上で何を鳴らそうか(ハーモニー)」に関心が偏り、リズム(譜割り)の意識がおろそかになることが多いようです。リズムに対しどのくらいの熱量を注ぐか、これが上級者と中級者の最大の違いといっても過言ではありません。カッコいいフレーズをコピーするときは、メロディ、ハーモニーだけでなくリズムにも注目してみましょう。そこにたくさんのヒントがあります!
【4週間お疲れ様でした❗️】
1f~9fの指板域で弾くFリディアン、いかがでしたか?☺️
Cメジャー・スケールの奥深さ、楽しさを知っていただけたならとても嬉しいです!
もしこの記事が面白かった、役に立ったと思ってくれたらぜひスキ、フォローのうえ応援のほど何卒よろしくお願いいたします!ではまた次回の記事で👋
【もっと深く学びたい方へ】
このアイデアを他の指板域で活用するなら
今回の記事では1f〜9fという指板域で弾きましたが、僕の教材では指板域を12箇所にエリア分けしています。これによって、一つのアイデアを得るごとに、そのアイデアを12箇所のエリアへそれぞれ適用できるようになります。
この機会に独学でも確実に習得できる「ロック中級以上のためのCメジャー・スケール」をぜひ手に取っていただき、指板を広く自由に駆け巡る楽しみを体感してください☺️
メンバーシップのご紹介
さらに楽しく、日々の練習をサポートするためのメンバーシップ「imashuku流フレーズ・メイク術すべて教えます」(月額990円)では、テーマに沿ったフレーズ・メイクの基礎となるスケールやアルペジオ練習メニューはもちろん、そのまま使える実践フレーズや、よくある「素人っぽい例」まで細かく解説し必ずご満足いただける充実のコンテンツをお約束いたします。2024年7月にスタートし更新は毎月2回以上、ただいま初月無料キャンペーン中です!
最後に、このコンテンツに関するご意見、ご感想を以下のアンケートからお聞かせいただけましたら幸いです❣️
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