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米川さんproofreading(校正中)

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八ヶ岳山小屋黒百合ヒュッテ山番時代を米川正利さんが描いた絵を形にできればいいねマガジン。黒百合ヒュッテhttp://www.kuroyurihyutte.com/   問い合わせ…
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2021年11月の記事一覧

24.積乱雲(せきらんうん)(米川さんの絵本)

どんどん大きくなったら怖いよー。 雷、かみなり、かみなり。 解説前回の積雲とは対照的に怖い雲、積乱雲についてもお話します。 せきらんうんと読みます。この雲は危険な雲です。 前回のお話の積雲がどんどん成長していきます。もくもくしているから入道雲とも呼ばれます。 強い上昇気流の影響で鉛直方向に発達し、雲頂が時には成層圏下部にも達することがあるような巨大な雲です。 鉛直方向とは、空からおもりを糸に垂らした時の方向、空から地面に対して垂直のことですね。 積乱雲の鉛直方向の大きさは雲

23.積雲(せきうん)(米川さんの絵本)

乗って見たいなー 何処まで行くんだろうー 解説代表的な雲を2つご紹介します。 今回は積雲です。せきうんと読みます。 晴れた日に良く発生する、綿のような型をした雲です。 綿雲とも呼ばれ、形状は綿菓子にもたとえられます。 上部はモコモコしていて形がよく変わります。 雲底は平たくて、上に向かって成長し、下や横にはほとんど成長しません。 地上や空気中の熱で暖められた水滴が上昇して細かい氷となりそれが集まって綿雲になります。 山で寝転ぶとふわふわとすぐ近くに浮かんでいます。 まるで綿

22.雲を見た (米川さんの絵本)

何時間も何時間も見ていた。 いぬ、ぞう、いろんな動物だったり、 人の顔、大きなお饅頭、ケーキだったり、 次に現れる雲を思い出しているうちに いつのまにか寝てしまった。 解説 雲は季節、時刻、天候によって異なります。 登山をする際には、必ず雲の形や流れを見て気象も判断できます。 でも、難しいことばかり考えて見上げているばかりではないです。 難しいことより空想できる楽しい青い空のキャンパスに、いろいろな物が現れます。 日差しがぽかぽかして気持ち良い日、寝っ転がって草のなかとか温