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ヨガとストレス
ヨガはフィットネスではありません。
仕事で疲れている。人間関係で疲れている。そんな相談はよく受けますし、私にもストレスはあります。
私たちはストレス=悪、だと思いがちですが、能力を引き出してくれるいいストレスもあります。気づいていないだけで心臓を動かすこともストレスになっています。そう、私たちはストレスから離れることはできないのです。
ストレスとの付き合い方、その捉え方によって私たちが受ける影響は大きく変わります。ストレスの量ではなく、ストレスを抱えてネガティブに捉えてしまう癖ほど自分に悪影響となります。ヨガはストレスとの付き合い方も改善してくれます。
例えばグループレッスンだと周りの人が気になる、比べてしまって集中できない、という人も多いでしょう。それは良いことなのか悪いことなのか。
事実は良いも悪いもないのです。自分は身体がカタイからダメだ、とか、みんなはできているのに自分はできない恥ずかしい・・・という思考の展開、その癖が自分のストレススイッチとなっている可能性もあります。それはヨガクラスだけではなく、日常生活の中でもそのスイッチを押しているのです。
ヨガの練習ポイントとしては、そのような思考が出てきたら反応せずに観るのみ。頭の中は色々言ってきます。「恥ずかしいぞー。」「できてないのはお前だけだぞ。」とか。
そんな心の声も消そうともせず否定もせずに、ただ観ようとしてみましょう。
深い呼吸に意識を向け、身体の隅々まで錆びた部分にオイルを塗るように大きく動かす。
そんな地味な実践を続けることによって、少しずつそのような思考や感情が観察できるようになっていき、反応しなくなっていきます。ストレスとなるポイントがきてもその調整ができるようになっていくのです。
ただ、本当にしんどい時。
例えばグループレッスンでそういう状況が本当に自分にとって辛いと感じる時は、意図的にその状況から抜け出して個人レッスンを選ぶということも大切な選択です。
心と身体の繋がりが強くなると、自分を自分で調整する力、またレジリエンス、立ち直る能力が高くなります。
人間はよくできています。面白い。
そのいろんなこと。
まさに私自身も体感済みです。
ヨガはポーズをとるもの、というイメージが1日も早く薄まりますように。
Ogi
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